2025年9月18日発売の週刊ヤングジャンプ42号に掲載されたキングダムネタバレ850話の確定をお届けします。
前回のキングダムでは、趙軍が邯鄲を出発し、李牧が趙王遷を正しく導く決意を示す一方で、カイネが李牧の邯鄲での政務への不安を漏らす様子が描かれました。
秦国では新鄭前に総勢17万という圧倒的な大軍が集結し、信が飛信隊、旧韓軍、録嗚未軍を含む全軍に向けて李牧討伐と邯鄲攻略への決意を表明します。
そして最も重要な場面として、李牧がカイネを古い婚礼の式場跡に連れて行き、妻になってほしいと求婚し、カイネが感極まって李牧の胸に飛び込むという感動的な契りの場面が描かれたのです。
今回の最大のポイントとしては、李牧とカイネが正式に婚礼の儀を行い趙軍全体から祝福を受けたこと、そして秦軍の若手三大将軍である信・王賁・蒙恬が黄河のほとりで再会し、李牧討伐と六大将軍の座を賭けた決意を新たにしたことではないでしょうか。
それでは今回は、「キングダム850話ネタバレ確定!主戦力!若手三将の再会と李牧討伐への誓い」と題してお届けしていきます。
キングダム851話ネタバレ確定!
キングダム851話の内容が判明致しましたのでネタバレ最新話確定速報としてお伝えしていきます。
ここからは、キングダム851話までのネタバレを含みますのでご注意下さい。
キングダム851話ネタバレ確定!秦軍40万超えの広域戦が開始
趙攻略戦の開戦が迫る中、秦軍は圧倒的な規模で趙国境へと配備を完了させました。
秦国軍が展開したのは、多方面から同時に侵攻する「広域戦」です。
趙の国境線沿い、北から南まで続く前線地の全ての箇所に秦軍が現れました。
これは李牧の戦略のほころびを狙い、戦力の集中を防ぐ狙いがあると見られています。
その軍勢の規模は過去最大級でした。
楊端和軍が7万であることが明らかにされ、王翦軍も同規模と仮定すると、李信軍(6万)、蒙恬軍(6万)、王賁軍(6万)、録嗚未軍(6万)、元韓軍(5万)などを含め、秦軍全体の兵力は40万を超える大軍勢(試算では43万)となっています。
中華統一を目指す秦国の本気度を示す、圧倒的な戦力です。
キングダム851話ネタバレ確定!李牧の1年がかりの避難計画
秦軍の広域戦に対し、李牧は事前に対策を講じていました。
李牧はこの1年間をかけて趙国内の西側を北から南まで回り、秦国に侵攻された際の各地域の民の逃げ先を作成していたのです。
軍部や城邑の長にそれを伝えていました。
これは鄴攻めの際に使われた「兵糧攻め返し」(イナゴ戦略)を避けるための対策でした。
李牧は半年前にわざわざ各村を訪れ、民に約束していました。
「決して諦めるな」
「趙軍も総力を挙げて秦軍に挑み、必ず皆が家に帰れるようにする」
李牧が各地の村々に撒いたこの火種は、民の気持ちを支え、遠くへの避難を続ける決意を促しました。
しかし秦軍の広域戦により、予定していた避難先の城にも秦軍が迫っていることが判明します。
趙の民は予定とは違う遠方の城への避難を余儀なくされました。
難民の群れは合流を繰り返し、巨大な川のようにうねる悲惨な状態となります。
それでも民は李牧の言葉を信じて、避難を続けるのです。
キングダム851話ネタバレ確定!趙王都邯鄲での様子
趙の王都邯鄲では、宮廷内の様子が描かれます。
長く李牧と共に戦場にあった公孫龍は、橑陽の戦いでバジオウに右腕を斬り落とされて以降、文官となり、朝廷にて李牧派の筆頭として戦況の分析にあたっていました。
彼は戦地図を前に、各地からの報告を受けています。
一方、王都の中枢にいる政治家・郭開は、戦闘に対する関心のなさが浮き彫りになりました。
公孫龍が「本営は邯鄲であろう」と戦況を追うよう促しても、郭開は李牧が勝てるのかと尋ねるだけです。
公孫龍は断言します。
「李牧様を倒せる者など中華に存在せぬ」
郭開らの浮世離れした特権階級の愚かしさが、対照的に描かれています。
史実では李牧が郭開の讒言によって処刑されることを知る読者にとって、この場面は重要な伏線となっています。
キングダム851話ネタバレ確定!飛信隊に立った不吉な死亡フラグ
飛信隊が持ち場に到着し、部隊が分散する直前の様子が描かれました。
信は羌瘣に対し、今回は互いに別の戦いかと思うほど離れて戦うことになると伝えます。
羌瘣は「軍が大きくなった証だ」と受け止めますが、その表情は固いものでした。
そして羌瘣と同じ部隊にいる羌礼が、趙に近づいてからずっと「嫌な感じ」がしていると、不吉な言動を口にします。
その言葉に対し、昂は「絶対無理しないでね」「絶対また会うよ。約束だよ」と声をかけました。
すると羌礼は昂の言葉に口づけをもって応え、周囲の隊員を驚かせます。
羌礼はこれを「ただの勝利のまじないだ」と笑ってごまかしました。
昂と羌礼のキスを目撃した信は、羌瘣に「そんなまじないがあったのか」と尋ね、戦闘に勝ったら自分にもしてくれと冗談交じりに頼みます。
羌瘣はじっと信を見つめ、彼が冷や汗をかく中、最終的に「いーよ」と応じました。
このやり取りは、殺伐とした戦闘の雰囲気に、束の間の和みを与えました。
キングダム851話ネタバレ確定!李牧自らが開戦号令をかける
飛信隊は羌瘣隊と別れ、それぞれの持ち場へと向かいます。
信は空を見上げ、決意を新たにします。
「いくぞ李牧。お前の首は俺が取る!」
一方、李牧の元には、敵味方の主要な将たちの位置を知らせる報告が届いていました。
李牧は冷静にそれらを受け止め、告げます。
「分かりました」
「開戦号令は私がかけます」
李牧が直接的な戦略の主軸で対応する相手は、王翦になる可能性が高いと見られています。
秦と趙の宿敵同士の、決して負けられない壮大な最終決戦が、いよいよ火蓋を切ろうとしています。
キングダム851話ネタバレ確定!まとめ
これまで「キングダム851話ネタバレ確定!全面攻撃開始で飛信隊に不吉な死亡フラグ」についてお伝えしました。
第851話では、秦軍43万という圧倒的な戦力が趙国境の全箇所に展開し、広域戦が開始される様子が描かれました。
李牧は1年かけて民の避難計画を立て、半年前には各村を回って民を励ましていたことが明らかになり、民を守る真の武将としての姿が印象的に描かれています。
一方で趙王都では、公孫龍が李牧への絶対的な信頼を語る一方、郭開の無関心さが対照的に描かれ、後の悲劇への伏線となっています。
そして飛信隊では、昂と羌礼のキスシーン、信と羌瘣の約束という人間ドラマが展開されました。
特に羌礼の「嫌な感じ」という発言と「勝利のまじない」としてのキスは、明らかな死亡フラグとして機能しています。
第851話のタイトル「全面攻撃」は、秦軍が趙国境の全ての箇所に同時に現れ、広域戦による総攻撃を開始したことを示しています。
李牧が「開戦号令は私がかけます」と宣言したことで、次回からは本格的な戦闘が始まることが予想されます。
それでは今回は「キングダム851話ネタバレ確定!全面攻撃開始で飛信隊に不吉な死亡フラグ」と題してお届けしました。






