『キングダム』776話「不器用なところ」は、絶体絶命の窮地に陥った王翦軍第一将・亜光が、王翦との過去を思い出し奇跡の復活を遂げる感動的な回です。
李牧の囮作戦に敢えて乗った亜光でしたが、趙将3人を相手に追い詰められます。
しかし、王翦と初めて出会った日の記憶が亜光に力を与え、形勢は一気に逆転!
776話「不器用なところ」。
李牧の罠にかかり、楽彰・フーオン・傅抵の3人の趙将に囲まれた亜光は、まさに討たれる寸前まで追い詰められました。
兜を叩き割られ、意識が遠のきかけたその瞬間、亜光の脳裏に蘇ったのは王翦との出会い。
「新しい国を作る」と語った王翦の言葉、そして「私は時々不器用なところがある」という謝罪。
その記憶が亜光に再び力を与え、王翦軍第一将としての誇りを取り戻します。
形勢逆転した亜光軍は李牧を追い詰め、ついに飛信隊にも追撃命令が下されました。
開戦わずか数刻で訪れた大好機に、河了貂は信を呼び軍を分ける準備を始めます。
776話を見て行きましょう!
キングダムネタバレ考察|776話あらすじ!
李牧の伏兵と亜光軍の猛攻
前回、李牧の陽動に乗って突進した亜光は、楽彰とフーオンによって行く手を阻まれ、討たれようとしていました。
しかし、残された亜光軍もまた亜光の意思に呼応し、李牧のいる森へと次々と進軍を開始します。
李牧は森に隠していた**伏兵である傅抵隊を投入**して対処にあたらせました。
伏兵は傅抵隊の三百騎でしたが、向かってくる亜光軍は**数千**にも及び、数では亜光軍が圧倒的に有利な状況です。
傅抵は李牧に、連れて来た兵が三百騎と少ないため退避を促しましたが、李牧は退避を拒否しました。
「**亜光の首までもう少しのところまで来ている**」
李牧から改めて亜光の首を獲ってくるように命じられた傅抵は、李牧に対して「**意外と欲張りっすね**」と発言し、単身隊を離れ亜光のもとへ向かいます。
秦中央軍の懸念と亜光の窮地
秦中央軍では、亜光軍が右へと進路を変えたことから、李牧が森にいることに気づく者がいました。
将軍である倉央や田里弥も気づいており、大将である**王翦も亜光を案じていました**。
倉央や糸凌は、亜光が朱海平原の戦いで麻鉱が討たれた時と同様に狙われていると考えます。
その頃、亜光は楽彰とフーオンを相手に奮闘していましたが、劣勢は明らかで、**ギリギリのところで持ちこたえている**状態でした。
亜光はフーオンと楽彰から意識が飛びそうなほどの猛攻を受けます。
乱戦の中、フーオンに背中から剣で斬りつけられ、一瞬意識が飛びそうになるものの、亜光は倒れませんでした。
追い打ちをかけるように傅抵が参戦し、飛び込みざまに振るわれた傅抵の**重い一撃を受け、亜光の兜は叩き割られます**。
頭への攻撃をガードできず、戦闘力が落ちている証拠でした。
しかしこの瞬間、亜光の脳裏に**己の主となる王翦と初めて出会った頃の記憶**が蘇ります。
王翦との出会い―「不器用なところ」
亜光が王翦に敗れて捕らわれの身となり、配下になるよう誘われた時の回想です。
王翦は亜光に「**新しい国を作る**」と語りかけました。
亜光は、たかだか一武将の男が新しい国を作るなど**正気の沙汰ではない**と返します。
しかし王翦は、「むしろ正気でないのは**今ある国々の姿だ**」と反論しました。
王翦はさらに説得を続けます。
お前の国は滅び秦に糾合され、そこで生きていくしかないが、秦に忠を尽くすなど**バカバカしかろう**。
亜光は、部下の命を脅しとして手にする忠に**いかほどの力が宿るのか**、その虚しさについて触れました。
王翦はそれを認めた上で謝罪します。
「**部下を一切傷つけはせぬ。それでよいな亜光**」
亜光が「俺はまだ何も」と口にしても、王翦は断言しました。
回想内の王翦は兜を被っていないものの、仮面は付けていました。
亜光の復活と形勢逆転
過去を思い出したことで、亜光の手に再び力が戻り、反撃が始まります。
亜光は仕留めたと気を抜いていた**傅抵を吹き飛ばしました**。
王翦への忠誠と誇りを叫ぶ亜光の姿に、趙将たちは驚愕します。
フーオンは焦った様子を見せ斬りかかりますが、逆に反撃を受け、**剣を叩き折られ吹き飛ばされました**。
この反撃により、兵力で劣る傅抵隊は亜光軍に抜かれつつありました。
楽彰から亜光を自分にまかせて離脱するように言われた李牧は、「**仕方ない**」と判断し**離脱することを決意**します。
李牧は楽彰にそう告げると、全く焦りの色を見せることなく離脱していきました。
飛信隊への追撃命令
李牧の離脱を見て、亜光軍は追撃を開始します。
亜光は「**形勢逆転だ**」と叫び、李牧を逃がすことなく仕留めるべく伝令を飛ばしました。
「**右翼の飛信隊にも早馬を送れ**」
「**李牧の逃げ道を右から塞がせ、何としてもここで李牧を討ち取れ**」
伝令は右翼の飛信隊に「**追撃戦に参加せよ**」と伝えます。
河了貂は森から**趙軍らしき兵の集団**が出てきたことに気づいていました。
亜光からの伝令で、その集団の中に**大将である李牧がいること**を知らされます。
貂は開戦わずか数刻で舞い込んだ**大好機**に際し、信を今すぐ呼び、軍を分ける準備へと取り掛かるのでした。
李牧討伐の大好機到来!
777話につづく
キングダムネタバレ考察|776話の感想と考察
今回の776話は、亜光の人物像と王翦への忠誠心が深く描かれた、非常に感動的な回でした。
まず印象的だったのは、**王翦の「不器用なところ」という言葉**です。
部下の命を脅しとして亜光を従わせようとしたことを素直に認め、謝罪する王翦の姿。
これまで冷徹な策略家として描かれることが多かった王翦ですが、この場面では彼の人間味が垣間見えました。
そして「新しい国を作る」という王翦の壮大な野望。
単なる武将ではなく、中華全土を見据えた王翦の器の大きさが改めて示されました。
亜光が王翦に従う理由も明確になりましたね。
部下の命を守り、「心してついて来い」と告げた王翦の言葉。
これが亜光にとって、生涯をかけて守るべき主との出会いだったのでしょう。
「俺は・・・王翦軍第一将にして・・・王翦様の右腕・・・中華一の男を支えるこの亜光は そうたやすく砕けぬぞ」という亜光の叫びには、王翦への絶対的な忠誠と誇りが込められていました。
そして形勢逆転からの李牧追撃!
開戦わずか数刻で李牧を討ち取れる大好機が訪れるとは、誰も予想していなかったでしょう。
しかし、李牧が全く焦りの色を見せずに離脱したのが気になります。
これもまた李牧の計算のうちなのか、それとも本当に想定外だったのか、次回の展開が非常に楽しみです。
飛信隊が追撃戦に参加することで、信と李牧の直接対決が実現する可能性も!
亜光の奮闘、王翦との絆、そして李牧討伐の大好機。
776話は見どころ満載の神回でした!
キングダムネタバレ776話|アースの感想
いつも冷静で完璧な王翦が、素直に謝罪するシーンって珍しいですよね。
この場面で王翦の人間味が一気に増しました。
亜光が王翦に従う理由も明確になって、二人の絆の深さが伝わってきます。
そして亜光の復活シーン、最高すぎる!
「王翦軍第一将にして・・・王翦様の右腕・・・中華一の男を支えるこの亜光は そうたやすく砕けぬぞ」って叫びながら趙将3人を押し返すの、カッコ良すぎて鳥肌立ちました(;´Д`)
兜を叩き割られて意識が飛びそうになっても、王翦との記憶で復活するって、まさに王翦軍第一将の意地ですよね。
そして開戦わずか数刻で李牧討伐の大好機!
河了貂が「真を今すぐ呼んで軍を分ける準備を」って指示出してるの、めちゃくちゃ興奮しました。
でも李牧が全く焦ってない表情で離脱したのが気になる…
これも李牧の計算のうちだったりして?
次回から飛信隊が李牧追撃に参加するってことは、信と李牧の直接対決が見られるかも!?
これは絶対に見逃せません……
どうなるのか予想やご意見ぜひ教えて下さい!!
キングダムネタバレ776話予想!李牧討伐は実現するのか?
今回の追撃戦、果たして李牧を討ち取ることは可能なのでしょうか?
亜光軍に加えて飛信隊も追撃に参加することで、秦軍は李牧を包囲する絶好のチャンスを得ました。
開戦わずか数刻で訪れたこの大好機は、まさに千載一遇と言えるでしょう。
しかし、李牧が全く焦りの色を見せずに離脱したことが引っかかります。
李牧ほどの名将が、ただ逃げるだけとは考えにくいです。
亜光の反撃すら予測済みで、何か別の策を用意している可能性があります。
飛信隊の参加により、信と李牧の直接対決が実現するかもしれません。
信は以前から李牧と戦いたがっていましたし、ここで直接剣を交えるシーンが見られるかもしれません。
ただし、李牧を本当に討ち取れるかどうかは疑問です。
李牧は趙三大天であり、物語の重要人物。
ここで討たれるとは考えにくく、何らかの形で逃げ切るか、秦軍を翻弄する展開になるのではないでしょうか。
王翦がどう動くのかも注目です。
亜光の窮地を案じていた王翦が、この追撃戦にどう関与するのか。
次回777話では、追撃戦の行方と李牧の真意が明らかになるはずです。
飛信隊の活躍、李牧との対決、そして王翦の采配。
どの展開も見逃せません!
予想ここまで!
⇛李牧討伐、本当に実現するんでしょうか(;´Д`)
ここ、次回の777話は絶対に見逃せませんよ!
信と李牧の直接対決は実現するのか?
次週の777話、超要チェックですよ!
キングダム776話まとめ
- 李牧が傅抵隊を投入し、亜光を討とうとするが兵力差で劣勢に
 - 亜光が趙将3人に追い詰められ、兜を叩き割られる
 - 王翦との出会いを思い出し、「不器用なところ」という言葉に力を得る
 - 亜光が復活し形勢逆転、趙将3人を押し返す
 - 李牧が離脱し、亜光が飛信隊に追撃命令を出す
 - 河了貂が信を呼び、李牧討伐の準備を開始
 
次回777話では追撃戦が本格的に始まるはずです。皆さんは李牧を討ち取れると思いますか?それとも李牧の罠なのでしょうか?コメントでぜひ教えてください!







