『キングダム』771話「雪辱戦」は、捕虜となった壁の過酷な現状、信と王賁の久しぶりの再会、そして李牧が明かす趙軍の圧倒的な「利」が描かれる重要な回です。
ついに司馬尚の素顔が公開され、番吾の戦いが本格始動します!
771話「雪辱戦」。
宜安の戦いから1年、捕虜となった壁は趙北部で強制労働を強いられながらも、仲間を励まし続けていました。
一方、祭蛇平原では信と王賁が久しぶりに再会し、李牧を出し抜けるのかという不安を共有します。
そして宜安の李牧陣営では、趙軍が秦軍に対して圧倒的な「三つの利」を持っていることが明かされました。
特に「軍容の利」――秦軍が全く知らない司馬尚本人の参戦が、戦況を大きく左右することになります。
ついに公開された司馬尚の素顔は、趙の巨人と呼ぶべき圧倒的な体格の持ち主でした。
771話を見て行きましょう!
キングダムネタバレ考察|771話あらすじ!
趙での強制労働に耐える壁
宜安の戦いで敗れ捕虜となった壁将軍は、部下たちと共に趙の北部で1年もの間、城や街を建設するための過酷な**強制労働**を強いられていました。
捕虜たちは重労働と食事制限によりガリガリに痩せ、限界状態に達しています。
壁自身も病に侵され、今にも倒れそうなほど顔色が悪くやつれていましたが、それでも必死に皆を励まし続けます。
壁は部下たちに、**先に戦死した者たちのためにも今は耐えるよう**訴えかけます。
どんなに空腹でも苦しくても耐え抜き、これも戦いだから意地でも生き延びろと語りかけました。
そして、士気の火を消さず、秦軍が再び進攻してくることを信じて解放を待とうと励まします。
壁が倒れ込むと、部下たちは思わず「壁将軍」と叫びますが、冷静な者が**将軍と呼ぶな**と叱ります。
壁は自身が将軍であることがバレないよう、部下たちと共に身分を隠し続けていたのです。
壁の心の中の警告
壁は横になり、この1年の過酷な状況を振り返ります。
捕虜となって強制労働を強いられてもう1年が経過し、最初の1ヶ月でケガ人たちが大勢死に、残った者たちもいよいよ限界に近づいていました。
看守たちは何度も大笑いしながら、**桓騎将軍が討たれ、その軍も壊滅した**という話を繰り返していました。
壁は、恐らくそれは真実なのだろうと受け止めています。
そして、早ければ今年、秦は再び趙北部攻略に大軍を向かわせるだろうと予測しました。
壁は秦軍の勝利を願い、自分たちの解放まで繋がることを祈るしかありませんでした。
しかし、壁は心の中で秦軍の動きに対して強く警告します。
**間違っても番吾をいきなり狙うのだけはやめてほしい**――ここにはすでに李牧の罠が仕掛けてあると。
壁は捕虜の立場から、李牧が番吾に罠を仕掛けていることを察知していました。
信と王賁の久しぶりの再会
夜、信は**王賁**のもとを訪れ、二人は久しぶりの再会を果たします。
信は世間話から入ろうとしますが、王賁は相変わらずそっけない態度を崩しません。
信が影丘の戦いで王賁が無事だったことに触れると、王賁は2年前の礼を言えと言っているのかと返します。
信は単なる世間話だと答えますが、王賁は**世間話などで話しかけるな**と冷たく言い放ちました。
信は話を戦のことに切り替えます。
飛信隊はこっぴどくやられたが大戦経験を積んでいる、玉鳳隊は1年ブランクがあるが戦場感覚は大丈夫かと尋ねました。
王賁は、玉鳳軍は平陽・武城防衛で戦いを重ね、敵を全て**返り討ちにしている**と答えます。
やられすぎで補充したての飛信隊より、玉鳳隊の方が万全だと言い返しました。
信は舌打ちしながら、それなら心配してやらなくてもよさそうだと皮肉を返します。
相変わらずの口論から本題へ
このやり取りに対し、番陽が割って入り、**ケンカしに来たのか**と叱りつけます。
信はそっちだろう、こっちは普通に話しかけていると反論しますが、王賁は**普通に話しかけるな**と返します。
信は蒙恬がこっちだったらよかったと愚痴をこぼし、王賁も同じく貴様らが南に行けばよかったと応じました。
相変わらずの二人のやり取りですが、王賁が立ち去ろうとした際、信は本題を切り出します。
**番吾攻めで、李牧を本当に出し抜いていると思うか?**
王賁は即座に、その考えは危険だと返します。
この1年、李牧はあらゆる場合を想定して準備していると思っておいた方がいいと指摘しました。
信も同意し、王賁は続けて、番吾が無防備ではないということは王翦将軍も承知の上のはずだと語ります。
信と王賁は、李牧が番吾に何らかの策を用意していることを警戒していました。
王翦への不安
信は総大将である王翦に対する漠然とした不安を口にします。
大丈夫なのか、お前の父ちゃんはと。
王賁は足を止めずに、当然だ、父は勝つ戦しかせぬ人だと答え、その場を立ち去りました。
李牧陣営―趙軍の「三つの利」
あくる日、王翦・楊端和連合軍(玉鳳隊、飛信隊を含む)が**番吾**に向け出陣しました。
この情報が宜安にいる**李牧**のもとへ届きますが、将たちは全く驚く素振りを見せませんでした。
これは李牧の読み通りだったからです。
報告を受けた将たちの中で、**傅抵**は、今回はさすがに去年のように一方的な戦いにはならないだろうと身構えます。
しかし、李牧はそうとも限らないと否定しました。
李牧は、趙軍が秦軍に対して**三つの有利**を得ていると語ります。
それは、**地の利**、**数の利**、そして**軍容の利**です。
最大の武器「軍容の利」
李牧は特に**軍容の利**を強調しました。
戦いにおいて敵軍の軍容を知っているかいないかで、始まる戦の有利不利は天と地ほどの差があると説明します。
今回の秦軍は王翦、楊端和、玉鳳の王賁、飛信隊の信と、その主力はすでに趙軍がよく知る軍容であると。
しかし秦軍にとっては真逆の状況だと李牧は語りました。
秦軍は趙軍の主力を知らない――これが李牧の最大の切り札でした。
そして、趙軍の「利」を確実にする戦力として、李牧は以下の将軍たちの参戦を告げます。
去年狼孟軍として一度しか姿を見せていない**青歌第一将カン・サロ**と**剛将ジ・アガ**。
そして何より、秦軍が全く情報を持っていない**青歌の司馬尚本人**の参戦です。
李牧は、この大いなる「利」で趙軍が圧勝すると確信しました。
ついに公開!司馬尚の素顔
三大天候補にして、李牧を超えるとも言われる逸材である**司馬尚大将軍**の素顔が、この771話で初めて詳細に公開されました。
彼の顔は**下まつげが長い**特徴的な顔立ちで、**美形**とも評されています。
髪の毛は**くるくる**としていました。
そして何より驚くべきは、その**圧倒的な体格**です。
司馬尚は非常に巨大で、青歌軍第一将の**カン・サロ**や剛将**ジ・アガ**といった大柄な将校よりも遥かに**肩幅が広く巨大**に描かれています。
その体格は、楚の巨人・汗明に匹敵する「趙の巨人」でした。
772話につづく
キングダムネタバレ考察|771話の感想と考察
今回の771話は、番吾の戦いが本格始動し、李牧の恐るべき策が明かされる重要な回でした。
まず胸が痛んだのは、**壁の過酷な状況**です。
1年もの間、強制労働を強いられ、病に侵されながらも仲間を励まし続ける壁の姿は、まさに武人の鑑と言えるでしょう。
どんなに苦しくても耐え抜き、これも戦いだと語る壁の言葉には、強い意志が込められています。
そして壁が気づいている**「番吾の罠」**。
李牧がすでに番吾に罠を仕掛けていることを、壁は捕虜の立場から察知していました。
この情報が秦軍に届けば状況は変わるでしょうが、壁は捕虜のため伝える術がありません。
信と王賁の会話も印象的でした。
相変わらずの口論から始まりながらも、二人とも李牧を警戒していることが分かります。
番吾攻めで李牧を本当に出し抜けているのかという信の問いに対し、王賁は李牧があらゆる場合を想定して準備していると警告しました。
二人とも、番吾が無防備ではないことを理解していました。
そして今回最大の見どころは、**李牧が明かした「三つの利」**です。
特に「軍容の利」の説明は、戦略的観点から非常に納得できるものでした。
敵軍の軍容を知っているかいないかで、戦の有利不利は天と地ほどの差があるという李牧の言葉。
秦軍は趙軍の主力(王翦、楊端和、信、王賁)をよく知られているのに対し、趙軍の切り札である**司馬尚**、**カン・サロ**、**ジ・アガ**については秦軍は全く情報を持っていません。
この情報の非対称性が、李牧の最大の武器となるのです。
そして**ついに公開された司馬尚の素顔**!
下まつげが長い美形の顔立ちに、くるくるとした髪。
そして何より、汗明に匹敵する巨大な体格。
「趙の巨人」と呼ぶべき司馬尚の登場で、番吾の戦いは予想以上に過酷なものになりそうです。
李牧が「大いなる利で圧勝する」と確信する中、秦軍はどう立ち向かうのか。
次回以降の展開から目が離せません!
キングダムネタバレ771話|アースの感想
1年も強制労働を耐え続けて、病に侵されながらも仲間を励まし続ける壁。
「これも戦いだ」という言葉が重すぎます(;´Д`)
そして壁が「番吾に李牧の罠がある」って気づいてるのがヤバい!
でも捕虜だから伝える術がないんですよね…
キタリが早く助けに来てくれることを祈ります!
信と王賁の会話、相変わらずで笑いました(笑)
「俺に普通に話しかけるな」って、王賁らしすぎる!
でも二人とも李牧を警戒してて、番吾で李牧を出し抜けるのか不安を共有してるのが印象的でした。
そして今回一番の衝撃は、**司馬尚の素顔公開**!
下まつげが長くて美形なのに、体格が汗明並みの巨人って、めちゃくちゃ強そうじゃないですか!
李牧が「軍容の利」を強調したのも納得です。
秦軍は司馬尚について全く情報を持っていない――これは本当にヤバい状況ですよ。
李牧が「この大いなる利で圧勝する」って確信してるのが怖すぎます。
王翦、楊端和、信、王賁という秦の豪華メンバーでも、李牧+司馬尚の組み合わせに勝てるのか…
次回からの展開、緊張感が半端ないです!
どうなるのか予想やご意見ぜひ教えて下さい!!
キングダムネタバレ771話予想!番吾の戦いはどうなる?
今回の第二次趙北部攻略戦、特に番吾の戦いはどのような展開になるのでしょうか?
李牧が明かした「三つの利」――特に「軍容の利」は、番吾の戦いで決定的な意味を持つでしょう。
秦軍は司馬尚、カン・サロ、ジ・アガについて全く情報を持っていません。
特に司馬尚は、李牧を超えるとも言われる逸材です。
その素顔が公開され、汗明に匹敵する巨体の持ち主であることが判明しました。
この「趙の巨人」が戦場に現れたとき、秦軍は大混乱に陥る可能性が高いでしょう。
王翦は「勝つ戦しかせぬ人」と王賁が言っていましたが、李牧の策はそれを上回っているかもしれません。
信と王賁が警戒していたように、番吾には李牧の罠が仕掛けられていることは間違いありません。
壁もそれを察知していました。
次回772話では、ついに番吾での戦闘が始まるはずです。
司馬尚が実際にどのような戦いぶりを見せるのか、その武力と知略がどれほどのものなのかが明らかになるでしょう。
また、壁の救出作戦も動き出す可能性があります。
キタリがメラ族を率いて壁を助けに向かえば、思わぬ形で戦況が変わるかもしれません。
史実では秦国が大敗を喫する番吾の戦い。
王翦、楊端和、信、王賁という豪華メンバーでも、李牧+司馬尚率いる趙軍に勝てるのか。
次回の展開から目が離せません!
予想ここまで!
⇛司馬尚の初陣、本当に楽しみですよね(;´Д`)
ここ、次回の772話は絶対に見逃せませんよ!
趙の巨人・司馬尚がどのような戦いを見せるのか?
次週の772話、超要チェックですよ!
キングダム771話まとめ
- 壁が趙北部で1年間強制労働を強いられながらも、仲間を励まし続けている
- 壁は李牧が番吾に罠を仕掛けていることを察知
- 信と王賁が久しぶりに再会し、李牧を出し抜けるか不安を共有
- 李牧が趙軍の「三つの利」(地の利、数の利、軍容の利)を明かす
- ついに司馬尚の素顔が公開!汗明に匹敵する「趙の巨人」
- 李牧は「軍容の利」で趙軍が圧勝すると確信
次回772話では番吾での戦いが本格的に始まるはずです。皆さんは司馬尚の実力、どれくらいだと思いますか?コメントでぜひ教えてください!







