『キングダム』769話「新生飛信隊」は、肥下の戦いで戦力を失った飛信隊が大々的に増強され、三万人規模の大軍へと生まれ変わる熱い回です。
新たな仲間たちと共に、李牧との決戦に挑む!
紀元前232年、前年の肥下(宜安の戦い)で大きく戦力を減らした飛信隊。
次の趙との戦い**番吾の戦い**に備え、信たちは劇的な増強を遂げることになります。
秦は「昨年の失敗」を繰り返さないため、北部の**太原(たいげん)**を経由するルートを選択しました。
ここから飛信隊はどのような変貌を遂げるのか?
三万人規模の大軍となった新生飛信隊の全貌が明らかになります。
769話を見て行きましょう!
キングダムネタバレ考察|769話あらすじ!
優秀な新入隊員たち
番吾の戦いに備え、ふるいにかけられた中で特に優秀な新入隊員3名が信に紹介されます。
彼らはすでに戦場経験がある即戦力です。
仁蓮村出身の剣使いで、田舎剣流**「雲草剣(うんそうけん)」**の使い手
士桃は新入隊ながらも自信に満ちた様子で、平然と歩兵長である崇原(すうげん)に挑むような口調を見せます。
崇原の剣術流派は**「合昂剣(ごうこうけん)」**。
雲草剣流と合昂剣流は田舎の二大流派として知られ、過去に衝突し死者も出ている因縁があります。
崇原は士桃に期待をかけている様子でした。
亜車村出身の**力持ち**(怪力自慢)の巨漢
衛斗は素直そうな様子で好感度が高いと評されています。
落ち着いた様子の**槍使い**
松魁は亡くなった松左(しょうさ)を彷彿とさせる風貌をしており、どこか似ているとされています。
松魁は、松左の槍を受け継いだ干斗(かんと)に対して冷たい視線を送っており、松左に関係がある人物ではないか、干斗に対して思うところがあるのではないかと推測されます。
部隊単位での大幅補強
肥下の戦いで失われた戦力を補うため、部隊単位でも強化が行われました。
戦死した岳雷(がくらい)の後を継いで、元麃公(ひょうこう)兵の**満童**が黒飛麃隊長に就任しました。
岳雷は自分が死んだら飛信隊に来て隊長を支えるよう満童に頼んでいたとのことです。
元部下の我呂(がろ)は、満童が「本当はずっと前から飛信隊に入りたかったくせに」とからかっています。
満童は多くの麃公兵を部下として引き連れて入隊し、騎馬隊が充実しました。
桓騎の元へ帰り散っていった那貴(なき)が抜けた斥候の穴を埋める形で、感覚に優れた**青石族**が久しぶりに下山して加入しました。
斥候隊長は**義孝(ぎこう)**です。
河了貂(かりょうてん)のスカウトにより、砂鬼一家から長である**琳(りん)**を含む**10人**が医療班として入隊しました。
加入の条件は「とりあえず一戦限り」となっています。
彼らはその卓越した医療技術を期待されています。
羌瘣(きょうかい)隊には、新たに**山能(さんのう)**が副官として加入しました。
太原での衝撃的な増強
紀元前232年、秦は再び趙を攻めるルートとして北部の**太原(たいげん)**を経由します。
これは「昨年の失敗」を繰り返さないための進軍経路の変更です。
飛信隊が太原に到着すると、そこには驚愕の光景が待っていました。
この軍勢は、昨年宜安攻めの際に狼孟軍に奇襲され西へ逃げ戻ってしまった**秦の北東部軍**の再結集でした。
雪辱に燃えて士気が高いとされています。
そして、信に伝えられた内容は衝撃的でした。
羌瘣隊には**7,000人**
の兵がここで組み入れられる
この増強により、新生飛信隊(信軍)はついに三万人(30,000人)の大軍となりました。
これは昨年の宜安攻めの際の約15,000人のおよそ**倍の軍容**です。
信は力強く宣言します。
狼孟攻めと練兵
飛信隊は秦北東部軍と合流し、**狼孟(ろうもう)攻め**の指揮権を軍総司令の昌平君(しょうへいくん)から授かります。
狼孟を落とすことが、北東部軍が東へ進むために必要であるためです。
信と河了貂は、急に三万人規模となった新生飛信隊が「一つの軍」として戦えるか**感覚をつかむ**ため、この狼孟攻めを練兵にちょうど良いと考えています。
北東部軍の総大将である黒修馬(こくしゅうば)や副将の田隼(でんしゅん)は、飛信隊を番吾の本戦のために温存すべきだと考えていましたが、昌平君の命令により飛信隊が指揮を執ることを受け入れました。
趙軍の動きと秦軍の戦略
王翦(おうせん)将軍からの報告により、狼孟にいた青歌軍(せいかぐん)の**最強の一団**はすでに撤退し、「本番」に備え始めていることが判明します。
秦軍はこの年、趙国攻めのために**二つの大きな動き**をしていました。
太原に大軍を集結させる一方で、南側では六大将軍・**騰(とう)**が鄴(ぎょう)に入り、李牧が城主となった武安(ぶあん)の軍や魏・楚からの侵攻に備えて守りを固めています。
こうして狼孟攻城戦をもって、血の「第二次趙北部攻略戦」の火蓋が切られました。
史実に基づくと、この年の秦軍の動きは「一軍は鄴に至り、一軍は太原に至り、太原軍は狼孟を取った」と記録されています(『史記』秦始皇本紀より)。
770話につづく
キングダムネタバレ考察|769話の感想と考察
今回の769話は、飛信隊が三万人規模の大軍へと変貌を遂げる、まさに「新生」の回でした。
個人での新入隊員、部隊単位での補強、そして太原での大増強。
三段階の補強によって、飛信隊は質・量ともに圧倒的な軍へと成長しました。
特に印象的だったのは、満童が岳雷の遺志を継いで飛信隊に加わったことです。
麃公兵の魂が飛信隊に受け継がれていく様子は、非常に感動的でした。
また、松魁が干斗に冷たい視線を送っていたシーンも気になります。
松左との関係性が今後明らかになるのでしょうか?
そして何より、三万人という大軍をどう統率するかが信の新たな課題となります。
信と河了貂が狼孟攻めを「練兵」と位置づけているのは、まさにこの課題を克服するためでしょう。
昨年の15,000人から倍増した軍容。
この新生飛信隊が李牧との決戦でどのような活躍を見せるのか、目が離せません!
キングダムネタバレ769話|アースの感想
飛信隊が15,000人から30,000人へと倍増するなんて、想像以上の展開でした。
個人的に嬉しかったのは、満童が正式に飛信隊に加わったことです。
岳雷が「死んだら飛信隊に行け」って満童に頼んでいたとか、泣けますよね(;´Д`)
麃公兵の魂が飛信隊に受け継がれていくのは、本当に熱い展開です。
そして砂鬼一家の医療班参加も重要ですよね。
「一戦限り」という条件付きですが、彼らの医療技術は飛信隊の生存率を大きく高めるはずです。
気になったのは松魁と干斗の関係性。
松左に似た風貌で、干斗に冷たい視線を送っているって…何か因縁があるんでしょうか?
今後の展開が楽しみです。
そして信の「望むところだ、飛信隊(俺達)が李牧をぶっ倒す!」っていう宣言!
この三万人の大軍を率いて、本当に李牧を倒せるのか?
狼孟攻めを練兵として、新生飛信隊がどう成長するのか超楽しみです!
どうなるのか予想やご意見ぜひ教えて下さい!!
キングダムネタバレ769話予想!番吾の戦いの行方は?
今回の第二次趙北部攻略戦で、飛信隊は本当に李牧を討つことができるのでしょうか?
史実では、この戦いで秦軍は狼孟を攻略し、番吾へと進軍します。
しかし、李牧との決戦はまだ先の話になります。
信が「飛信隊が李牧をぶっ倒す!」と宣言したように、飛信隊が李牧討伐の中心となる伏線が張られています。
ただし、三万人という大軍を統率するのは容易ではありません。
狼孟攻めでの練兵がどれだけ成功するかが、その後の戦いの鍵を握るでしょう。
また、新入隊員たちの活躍も見逃せません。
特に士桃と崇原の因縁の流派対決、松魁と干斗の関係性など、新たなドラマが生まれる予感がします。
満童率いる黒飛麃隊、青石族の斥候隊、砂鬼一家の医療班。
それぞれの専門性が飛信隊の戦闘力を大きく引き上げるはずです。
次回770話では、狼孟攻城戦の詳細が描かれるでしょう。
三万人規模の新生飛信隊が初めて一つの軍として戦う姿。
信がこの大軍をどう指揮するのか、注目です!
予想ここまで!
⇛第二次趙北部攻略戦、本当に楽しみですよね(;´Д`)
ここ、次回の770話は絶対に見逃せませんよ!
三万人の新生飛信隊の初陣はどうなるのか?
次週の770話、超要チェックですよ!
キングダム769話まとめ
- 優秀な新入隊員(士桃、衛斗、松魁)が加入
- 満童率いる黒飛麃隊、青石族、砂鬼一家が部隊単位で補強
- 太原で15,000人が加わり、飛信隊は三万人規模の大軍に成長
- 狼孟攻めを練兵として、第二次趙北部攻略戦が開戦
次回770話では狼孟攻城戦の激戦が描かれるはずです。皆さんはこの三万人の新生飛信隊、どんな戦いを見せると思いますか?コメントでぜひ教えてください!







