**「王翦軍のモテ男」**と公式ガイドブックで紹介されている王翦軍第三将・倉央(そうおう)。
王翦軍No.3という時点で実力者なのは分かりますが、彼の武器は腕っぷしや智略だけではありません。
最大の武器は、王翦将軍や田里弥・糸凌の心に入る「人たらし」なところではとアースは感じています。
そんな倉央の考察と共に、女性副官である糸凌の凄まじい戦歴と倉央との関係をまとめました。
考察していくと、「二人の関係は信と羌瘣のモデルなのでは?」との考察に発展!
二人の関係は、信と羌瘣の最終形態!?
まずは倉央から順番に見て行きましょう!
キングダム倉央(そうおう)のプロフィール

| 項目 | 内容 |
| 名前 | 倉央(そうおう) |
| 初登場 | 54巻@鄴攻略戦編(朱海平原の戦い) |
| 所属 | 王翦軍第四将→第三将 |
| 武器 | 剣 |
| 特徴 | 整った顔立ち・人たらし・文武両道 |
| 関係 | 糸凌(恋人・副官) |
| 史実 | 実在しないオリジナルキャラクター |
倉央は王翦軍第四軍の軍長である第四将として、54巻にて初登場します。
朱海平原の戦いで第二将麻鉱将軍が死亡退場したことにより、繰り上げで現在は第三将となっています。
初登場時から田里弥とセットで数多く登場し、その飄々としたキャラと会話で読者を魅了しました。

54巻初登場時では王翦将軍の読みを探る田里弥に対し、サラッと「…して王翦将軍の読みは?」と直接聞く倉央は田里弥の対極に位置する感じで演出されていました。
王翦に最も親しい田里弥と対極に位置する倉央ですが、王翦将軍はキチンと答えているところからも、一定の評価で認めているようにも見えました。
さらに出陣する際に「武運を祈る」「お前もな」と言い合う場面からも、田里弥とも結局はお互いを認め合っている関係なのも、うかがえます。
この辺り、田里弥と王翦将軍二人共にキッチリと懐に入り認められている倉央がスゴいなと感じますよ!
真意が読めない王翦将軍やマジメで堅物な田里弥にキチンと認められるスタンスが取れるというところに、倉央のスゴさが感じられます。
そんな倉央のスゴさが最大に出ているのが、糸凌との会話です。
倉央は生存?死亡?最新情報
番吾の戦いでの危機と生還
倉央は始皇15年の第二次趙北部攻略戦(番吾の戦い)において、絶体絶命の危機に陥りました。
王翦軍は李牧の罠にはまり壊滅的な打撃を受け、副官の糸凌は青歌の猛将ジ・アガを討ち取ったものの重傷を負い捕虜となります。
倉央は敗戦の中、単身で青歌軍のカン・サロの元へ向かい、自らの命を差し出して糸凌の亡骸を返してもらうよう交渉を試みました。
カン・サロの慈悲による解放
しかし糸凌は一命を取り留めており、倉央は糸凌だけでも帰還させてほしいと懇願します。
カン・サロはジ・アガへの手向けとして、あるいは自身の美徳として、異例の決断を下しました。
糸凌は左腕を切断する重傷を負ったものの治療を受け、倉央と共に解放され秦国への帰還を果たします。
王翦への復帰
閼与に帰還した後、倉央は王翦に無断で軍を離脱した処罰を請いましたが不問にされ、元の配置に戻りました。
**現在も王翦軍第三将として生存し活躍を続けています。**
倉央の性格と人物像
自信家でありながら情熱的
倉央は非常に自信家であり、「失敗したことがない」と豪語するほどの実力者です。
王翦への忠誠心は高いものの、堅苦しい武人ではなく、糸凌に対して公然と愛を囁くなど、情熱的でキザな一面があります。
部下やパートナーを何よりも大切にする深い愛情の持ち主でもあります。
軽口を好む柔軟な将軍
堅物揃いの王翦軍傘下の将軍の中では珍しく軽口を好む性格で、本人曰く「自分は戦い専門」と語っています。
この飄々とした態度が、王翦や田里弥といった堅物キャラとの良いバランスを生み出しているのです。
倉央の強さと能力
文武両道の実力者
倉央は優れた知略を持ちながらも、自ら先陣を切れる高い武力を持つ文武両道の将です。
一振りで相手を蹴散らす倉央将軍の武力は、かなりの武闘派であることを表しています。
卓越した指揮能力
個人の武勇もさることながら、戦術眼に優れています。
王翦の意図を即座に理解し、柔軟に軍を展開させる能力は、王翦軍の中でも随一です。
糸凌という強力な「矛」を最大限に活かす指揮官としての能力も卓越しています。
倉央の名場面を紹介!

朱海平原の戦いで初めて戦闘を繰り広げる倉央将軍。
ここで良く会話をしていた田里弥とは違い、自ら剣を振るい戦う武闘派将軍であることが分かります。
さぐりを入れるよう王翦将軍から指示を受け出陣。
一振りで相手を蹴散らす倉央将軍の武力は、かなりの武闘派であることを表しています。
いっぽうで、その直前に副官糸凌に「夜の元気を残しておけよ」「勝って朝までお前を抱きまくる」と声をかけます。
その言葉に嬉しそうな表情をし「御意」と答えた糸凌は、とんでもない破壊力を見せながら敵に「探り」を入れます。
これ、糸凌の力を最大に引き出す言葉なんでしょう!
その後、糸凌が李牧腹心である共伯を討ち取った時にも「夜はさらに最高な女」と糸凌に聞こえるかのように言います。
この言葉に呼応するように、糸凌はさらに敵を撃破していきます。
さらに閼与城を攻める703話でも出陣直前、倉央は同じように糸凌に声をかけます。

頬を染める糸凌は、やはり嬉しそう(笑)
これ、もちろん倉央の気持ちからなのでしょうが出陣の際に糸凌のモチベーションを高めるためなのかな、なんて感じています。
田里弥と王翦将軍の懐にきっちりと入り、糸凌の気持ちもガッチリと握っている倉央の最大の武器は「人たらし」なところのように考察できますよ。
倉央の最大の武器は「人たらし」?
王翦将軍や田里弥、そして副官である糸凌の心をガッチリと手に入れている倉央。
信も羌瘣や河了貂、さらに隊長たちの心をガッチリと掴んでいる事が最大の武器のように感じますが、倉央もそんな感じに見えますよね。
特に王翦将軍にある程度気軽に声をかけられる距離感はかなりスゴいなと感じますよ!
このように見ると倉央の最大の武器は「人たらし」なところなのかも、と感じます。
しかし鄴陥落後に桓騎軍の黒桜にイケメンな感じで声をかけているところから、単に女に軽いだけの男なだけの可能性も(笑)

このような場面を副将糸凌に見られない事を切に願っています…(・_・;)
キングダム糸凌(しりょう)のプロフィール

| 項目 | 内容 |
| 名前 | 糸凌(しりょう) |
| 初登場 | 54巻@鄴攻略戦編(朱海平原の戦い) |
| 所属 | 王翦軍第三将倉央軍副長 |
| 武器 | 二刀流(双剣) |
| 特徴 | 大柄な体格・左目が髪で隠れている |
| 関係 | 倉央(恋人・上官) |
| 現状 | 生存(左腕切断の重傷から回復) |
| 史実 | 実在しないオリジナルキャラクター |
倉央の副官である女性剣士糸凌。
「キングダム」最強の副官は羌瘣だろうとイメージされますが、2番目はこの糸凌ではと思えるくらいの強さを誇っています。
かなりの大柄で、カイネからは「大女」と呼ばれる糸凌。
初登場の朱海平原の戦いでは、体格以上の戦闘力を披露します。
糸凌は生存?死亡?最新情報
ジ・アガとの死闘と重傷
始皇15年の第二次趙北部攻略戦では、青歌軍の剛将ジ・アガと交戦し、田里弥軍の山秀たちの加勢もあってジ・アガを追い詰めます。
王翦の救出のために倉央を王翦の下へ向かせ、自身はジ・アガと交戦を続けました。
最終的にジ・アガに重傷を負わせることに成功しましたが、ジ・アガの鎚によって左腕を折られた上に胸部に一撃を喰らってしまいます。
それでもジ・アガにとどめを刺して討ち取りましたが、身動きできない程の重傷を負い、カン・サロから助からないと判断されて放置されました。
捕虜から解放へ
息絶える前に捕虜となり、使い物にならなくなった左腕を切断されるも手当てを受けて一命を取り留めます。
命を懸けて交渉に来た倉央と再会し、カン・サロの情けで二人とも釈放されました。
**現在は左腕を失ったものの生存し、倉央と共に王翦軍に復帰しています。**
糸凌の性格と人物像
寡黙でクールな戦士
糸凌は寡黙でクールな性格ですが、倉央への愛情は深く、彼のためなら命を投げ出す覚悟を持っています。
戦闘中は獰猛で容赦がありませんが、倉央との会話では「美しい」と言われて照れたり、傷を気にするなど、女性らしい一面も覗かせます。
倉央への深い愛情
常に左目が髪で隠れた描写で描かれているのが特徴的な糸凌ですが、倉央との関係は恋仲です。
倉央の言葉一つで戦場での力を最大限に発揮する姿は、二人の絆の深さを物語っています。
糸凌の強さと能力
圧倒的な武力
糸凌の武力は圧倒的で、その強さは副官とは思えないほどの活躍を見せています。
趙軍をなぎ倒していき、将である共伯をあっさりと討ち取るなど、そこいらの将軍クラスでも適わない実力を持っています。
大柄な体格と二刀流から繰り出される攻撃力は、中華でもトップクラスです。
知略も併せ持つ武将
戦闘においては猪突猛進型の武力先行型の武将かと思われましたが、実際には知略も併せ持っています。
具体的には、探りで突撃する際に李牧が仕掛けていることを把握していたり、自身の攻撃を止めた趙兵をしっかりと分析したり、龐煖を前に引く判断をするなど、戦況を冷静に見極める能力も持ち合わせています。
糸凌の戦歴と主な活躍
朱海平原の戦い(鄴編)

初登場はキングダム第583話(54巻)で、鄴攻略戦の朱海平原決戦に参戦しました。
十五日目には倉央と共に共伯軍への先陣を切り、大乱戦の最中に李牧軍本陣まであと一歩のところまで迫りますが、龐煖に阻止されます。
その後、再度李牧軍本陣を狙い、立ちはだかった趙将軍・共伯を一騎討ちの末に討ち取るという大功を挙げました。
朱海平原の戦い57巻で、李牧と挟撃を仕掛け合う展開で、糸凌は李牧に迫ります。
立ちふさがる李牧の腹心・共伯を一騎打ちで討ち取る糸凌。
さらにその後、紀彗(きすい)軍の馬呈とも互角に渡り合います。

李牧の腹心に黒羊丘で大活躍し生き残った馬呈と互角って、ものすごい戦闘力ですよね!
おそらくですが、戦闘力においては倉央よりも上なのではとイメージします。
仕える上官よりも強い女性副官って、本当に羌瘣と重なりますよね!
体格こそ違えど、糸凌と羌瘣は重なります。
カイネとの交戦
朱海平原の戦いでは、李牧本陣のそばまで迫った糸凌を止めるために、カイネが差し違える覚悟で挑みました。
しかし、糸凌の剣を受けたカイネはその圧倒的なパワーの前に吹き飛ばされてしまい、吹き飛ばされたカイネを支えたのは馬呈でした。
馬呈との一騎討ち
馬呈はカイネに李牧の元に向かうように伝えた後、糸凌と馬呈の一騎打ちが始まりました。
この戦いは朱海平原の戦いが秦軍の勝利で幕を閉じるまで続き、決着は付きませんでした。
ただし内容的には糸凌が押していたとされています。
あの馬呈相手に武の力で優勢に立つほどの実力を見せつけました。
第二次趙北部攻略戦(番吾の戦い)での悲劇
始皇15年の第二次趙北部攻略戦では、青歌軍の剛将ジ・アガと交戦し、田里弥軍の山秀たちの加勢もあってジ・アガを追い詰めます。
王翦の救出のために倉央を王翦の下へ向かわせ、自身はジ・アガと交戦を続けました。
最終的にジ・アガに重傷を負わせることに成功しましたが、ジ・アガの鎚によって左腕を折られた上に胸部に一撃を喰らってしまいます。
それでもジ・アガにとどめを刺して討ち取りましたが、身動きできない程の重傷を負い、カン・サロから助からないと判断されて放置されました。
息絶える前に捕虜となり、使い物にならなくなった左腕を切断されるも手当てを受けて一命を取り留めます。
命を懸けて交渉に来た倉央と再会し、カン・サロの情けで二人とも釈放されました。
倉央と糸凌の関係性
戦場を共にする恋人同士
二人は上官と副官という関係を超えた恋仲です。
戦場においてもその絆は強く、お互いを深く信頼し合っています。
「死がふたりを分かつまで」
特に番吾の戦いでは、「死がふたりを分かつまで」という誓いのような言葉を交わしており、倉央が自らの命と引き換えに糸凌を救おうとした行動は、二人の愛の深さを象徴しています。
倉央が命を懸けて糸凌を救出しようとした姿は、彼のキャラクターの核心を示す重要なエピソードとなっています。
副官としての立場
糸凌は将軍であれだけ強いにもかかわらず、今だ倉央軍の副官なのは倉央がいるからなのかもしれません。
これは飛信隊の羌瘣が信がいるから副将をやっているのと似た関係性であり、糸凌と羌瘣は似ている面があると指摘されています。
副将にしておくのがもったいないくらいの実力を持っており、趙軍との戦いでは糸凌の活躍がかなり見られました。
というか、「倉央と糸凌」と「信と羌瘣」ってある意味対比される関係のようにも見えます。
倉央と糸凌の戦歴年表
| 時期 | 戦い | 主な出来事 |
| 54巻 | 朱海平原の戦い | 初登場。倉央は第四将として参戦。糸凌が共伯を討ち取る |
| 57-58巻 | 朱海平原の戦い | 糸凌が李牧本陣に迫り、馬呈と互角に渡り合う |
| 59巻 | 鄴陥落後 | 倉央が桓騎軍の黒桜に声をかける場面 |
| – | 麻鉱死亡後 | 倉央が第三将に昇格 |
| 703話 | 閼与城攻略 | 倉央が糸凌に出陣前の言葉をかける |
| 始皇15年 | 番吾の戦い | 糸凌がジ・アガを討ち取るも重傷。倉央が救出に向かう |
| 799話時点 | 戦後 | カン・サロにより解放され、二人とも秦国へ帰還 |
倉央と糸凌の名場面
出陣前の愛の言葉

倉央が糸凌に「夜の元気を残しておけよ」「勝って朝までお前を抱きまくる」と声をかける場面は、二人の関係性を象徴する名シーンです。
この言葉に呼応するように、糸凌は戦場で圧倒的な力を発揮します。
ジ・アガ討伐
糸凌が青歌最強の武力を持つジ・アガと正面から激突し、死闘の末に彼を討ち取った瞬間は、彼女の武人としてのハイライトと言えます。
左腕を失う重傷を負いながらも、最後まで戦い抜いた姿は読者に強烈な印象を残しました。
カン・サロとの対峙と解放
捕虜となった倉央が、糸凌を救うために敵将カン・サロに懇願する場面、そしてカン・サロがそれに応えて二人を解放する場面は、敵味方を超えた武人のドラマとして描かれました。
「死がふたりを分かつまで」という二人の誓いが、この場面で最も強く表現されています。
倉央と糸凌は信と羌瘣のモデルになる?

男女の関係で付き合っている将軍と副将。
この関係って、もしかしたら将来の信と羌瘣を暗示しているようにも見えますよね!
いつか倉央が信に「付き合った方がより強くなるぞ」「戦の後の夜はお互い激しくなるものだ」なんてアドバイスがする日が来るかも!(笑)
ただ信が羌瘣に「今夜の体力は残しておけよ」なんて言うシーンは、見たくないですよね(;´Д`)
これは無いかもですが、羌瘣の「致命的なこと」を翻す役目を倉央や糸凌は担っているように感じますよ。

付き合ったり結婚したりしても弱くならず、「より強くなる」と信と羌瘣に気付かせる展開が倉央と糸凌から生まれるかもです!
倉央と糸凌の役割・立ち位置
王翦軍における「突破力」の象徴
王翦軍における「突破力」の象徴です。
知略家の多い王翦軍において、倉央と糸凌のコンビは、正面からの武力突破や乱戦において不可欠な存在です。
「愛」と「絆」を描く重要キャラクター
また、物語においては、戦場における「愛」や「絆」を描く重要なキャラクターとしても機能しています。
二人の関係は、戦いだけではない人間ドラマを『キングダム』に加える重要な要素となっています。
倉央と糸凌のアニメ・声優情報
アニメでの登場
アニメ『キングダム』においても、第3シリーズ(合従軍編)以降、王翦軍の活躍と共に登場頻度が増えています。
特に朱海平原の戦いを描いたシーズンでは、糸凌のアクションシーンが迫力を持って映像化されています。
声優情報
現時点での声優情報は公式発表待ちとなっています。
今後のアニメシリーズでの本格的な活躍が期待されます。
倉央と糸凌に関するFAQ
Q: 糸凌と倉央は実在の人物ですか?
A: いいえ、二人とも史実には登場しない『キングダム』オリジナルのキャラクターです。
王翦軍の副将級は多くがオリジナル設定となっています。
Q: 糸凌は死亡しましたか?
A: いいえ、最新の展開(799話時点)では生存しています。
左腕を失う重傷を負いましたが、カン・サロによって治療・解放され、倉央と共に秦へ帰還しました。
Q: 倉央は今後裏切る可能性がありますか?
A: 倉央は王翦に忠実ですが、王翦自身に「王になりたい」という野心があるため、王翦の動向次第では立場が変わる可能性もゼロではありません。
しかし、現時点では秦国と王翦への忠誠を貫いています。
Q: 糸凌は左腕を失った後も戦えますか?
A: 左腕を失った後の戦闘シーンはまだ描かれていませんが、彼女の武力と戦闘技術から考えると、何らかの形で戦線復帰する可能性は高いと考えられます。
今後の展開に注目です。
まとめ
今回は、王翦軍第三将の倉央と副官糸凌を見てきました。
いい味出している二人ですが、彼らが信と羌瘣の関係に影響を及ぼす展開が来たら熱いですよね!
そんな展開がいつか来るかも…
その時まで二人には要注目ですよ!(^^)






