キングダム

【キングダム】李信は実在するか考察!下僕出身の真相と嬴政(えいせい)との関係を史実から検証!

アース
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むっちゃ熱い信大好き!

「キングダム」の主人公「信」。

史実にも「李信」として登場する実在の人物ですが、「キングダム」の信ように下僕から出世し将軍にまでのぼり詰めた人物なのでしょうか?

そしてあの真っ直ぐなキャラクターも史実な感じなのか?

実際の嬴政(えいせい)との関係は?

それらをざっくりとまとめてみました!

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◆キングダム主人公「信」とは?

「キングダム」50巻表紙より

信はもともと身寄りがない戦災孤児でした。

第1話も、地主の下僕として引き取られる場面から始まります。

漂との出会いと別れ

そこで同じ下僕の漂と出会い、二人で天下の大将軍となる夢を見て日々剣術の稽古をすることになります。

信の図抜けた戦闘力の基礎は、この時の漂との稽古にて培われていることになります。

漂は秦王である嬴政の暗殺計画に巻き込まれ死亡退場してしまいますが、信の天下の大将軍になるという目的はこの時から一貫しています。

信のキャラクターはこの時から真っ直ぐであり、下僕出身だった事もあり弱い立場の人にも優しく接しています。

戦争で勝ち、敗戦国となった人々から略奪する部下を厳しく律し、ただ強くなることを求めます。

目標は天下の大将軍となり中華統一を支える

そして友人であり仕えている王である嬴政に対し、自分が大将軍となり嬴政の夢である天下統一を支えると宣言し、それに真っ直ぐ進んでいます。

信は熱い正義感を持った真っ直ぐなキャラクターとなっています。

さて、そんな信のモデルであり実在した将軍である李信も、そんなキャラクターだったのでしょうか?

キングダムの信のように、嬴政とも友人だった?

見てみましょう!

◆信のモデル将軍「李信」は実在?【史実】

「キングダム」641話「深刻な問題」より

史実における1回目の登場

李信が歴史書である「史記」に最初に登場するのは「紀元前229年~紀元前228年に将軍・王翦(おうせん)が趙の大軍と接している間に別動隊として太原・雲中に出征していた」という記録です。

これは李牧が死亡した年であり趙を攻める場面での記録となります。

そして史実としての李信は、ここで初めて登場することになります。

信は実在しているがオリジナル要素も混じっている

つまり、これまでのキングダムでの信の物語は、全て架空のお話ということになります。

なので「下僕出身」や「秦王嬴政と友人」という設定は、全てキングダムのオリジナル設定となのでしょう。

史実での2回目の登場

次に史実に登場するのは、紀元前226年に秦王暗殺未遂の報復として燕を攻めることを決めた時に、王翦と王賁が燕の都・薊(北京)を陥落させて燕王喜と太子丹を追い込んだが、この時に李信が1000の兵を率いて燕軍を追撃して倒す計画を主導した太子丹を討ち取ったという記述です。

この李信の功績は、現在最新話での鄴を攻め落とし「李信」と名乗った場面が紀元前236年なので、まだ10年先の話となっていますね。

史実での3回目の登場

さらに次に登場したのは翌年、紀元前225年です。

大国・楚を滅ぼそうと考えた秦王嬴政ですが、その際にどれだけの兵数が必要かと臣下達に問いました。

李信はこれに対し「20万あれば十分でしょう」と答えました。

一方、王翦は「60万は必要でしょう。」と慎重な回答をしました。

嬴政は当時自分達が勢いに乗っており、王翦は耄碌して判断を誤っているのだろうと考え李信の意見を取ります。

大国・楚との大戦

20万の部隊を二つに分け、片方は李信が、片方は蒙恬が率いることになります。

緒戦では二軍がそれぞれ大勝し、楚の都であった郢(えい)の周辺で再び大勝することができました。

しかし城父(じょうほ)という所で李信と蒙恬が合流したところを三日三晩追撃してきた楚の名将・項燕(こうえん)の奇襲により二人は大敗してしまいます。

この知らせを聞いた秦王は、止む無く王翦を呼び戻して彼と李信を交代します。

王翦は蒙恬の父・蒙武(もうぶ)と共に60万の兵を率いて、結果項燕を倒して楚を滅亡させました。

「史記」の中で李信が行ったとされる最も有名な話となっていますが、完全に王翦に功績を持ってかれている話となっています(笑)

史実でも李信は秦の中国統一に貢献

この後の残りの燕・代・斉を滅ぼす戦いには全て参加して李信は秦の中国統一に大きく貢献することになりますが、その後の消息は分かっていません。

「キングダム」の信は真っ直ぐなキャラであり、よく言えばイケイケなキャラです。

そのキャラクターは、本当は60万必要なのに20万で勝てる、と言った李信の逸話から来ているような気もしますね。

実際に「キングダム」の信も言いそうですし(笑)

実在した李信が信のような熱い真っ直ぐなキャラだったのかは分かりませんが、信のキャラはここから来ているようにも感じました。

信のモデルである李信は、史実では登場数の少ない謎な人物でしたが「けっこうイケイケなキャラ」という部分はキングダム信と重なるかも、と妄想できる人物でした!

キングダム最新話」では、信がとうとう李信を名乗りました。

史実的には「呂不韋の服毒自殺」が描かれるかなと予想できますが、そこで李信となった信はどのように動くのか?

これからの「キングダム」李信が楽しみです!\(^o^)/

信の名場面を紹介!

「飛信隊の信はどんな理由であろうとクソヤロウは絶対許さねェ!!」

「キングダム」18巻より

18巻に登場した信の名言。

非常に熱いシーンで、名言であり名場面ですね(^^)

侵略戦争を起こしている秦兵の一部が、降伏した民たちを陵辱し笑いながら一般人を殺しているのを発見する信。

女性を犯し子供を殺し楽しんでいる千人隊を見て、信はブチ切れます。

刀を抜き、千人将に斬りかかる信。

しかし同じ秦兵である仲間を斬れば重罪となり、全てを失い部下にもとばっちりが行きます。

歯切りし堪らえようとしますが、向かってきた相手を切り捨てます。

そして宣言するように、叫びます。

飛信隊の信はどんな理由であろうとクソヤロウは絶対許さねェ!!

相手が千人将であろうが将軍だろうが王様だろうが関係ねェ!!

それがこれまでも これからも ずっと変わることのねぇ 俺のやり方だ!!

この信のスタイルは、62巻まで進んでいる現在でも変わっていません。

途中、黒羊丘の戦いで桓齮とぶつかった時も、このスタイルは変わりっていませんでした。

「将軍でも大王でも」も、キッチリと守っています。

「ずっと変わることのねぇ 俺のやり方」を貫いている事になりますね。

ずっと変わらない信の信条を最も表している、素晴らしい名言であり名場面と言えるでしょう。

「逃げる力くらい残しとけよ バカ」

「キングダム」41巻より

慶舎(けいしゃ)を倒す信のために、劉冬(りゅうとう)と一騎打ちし倒した羌瘣

しかしもともと重傷を負っていた羌瘣はそこで力尽き、敵が迫ってきても動けなくなってしまいます。

絶体絶命となる羌瘣。

そこに慶舎を倒した信が駆けつけ、抱えあげ助けます。

…逃げる力くらい残しとけよ バカ

…面目ない

最っこうな、二人のやり取りですよね!

どちらかと言うといつも羌瘣に助けてもらっている信が、珍しく羌瘣を助ける展開となっています。

ですが、むちゃカッコいい名シーンですよ!

「早くアニメで見たいな」と、コミックスで読むといつも感じるやり取りですし、この二人は最新巻62巻でも「いい感じの関係」となっています。

そんな二人の未来を指し示しているような伏線にも見えますが、今後の信と羌瘣の関係はどうなっていくのか?

李信となったこれからの信を追いかけながら、二人の関係も注目しなきゃと思えるような名シーンでした!\(^o^)/

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POSTED COMMENT

  1. 巴里の恋人@アース調査兵団分隊長 より:

    団長殿、いつも更新お疲れ様です。

    中国史に疎い自分でも蒙恬が始皇帝に仕えて万里の長城を築いた事くらいは知っているのですが、李信に関してそんな史実があったとは知りませんでした。
    実在した李信も本能型の将軍だったんでしょうかね?

    1/3の兵で戦に臨む事を考えれば知能型とも思えますが、両方を兼ね揃えた万能タイプだったのかもしれませんね。
    煩悩型の自分はただただ感心しながら戦況を見守るしかなかったりして (^^;)

    アニメしか見ていないのであまり知ったような事は言えませんが、信には人を惹きつける不思議な魅力がありますね。
    部下や仲間達が信を将軍にさせる為に一丸となって戦っているのだと思いますよ。

    普通、天下の代将軍と言えば近寄る事すら憚られてしまう存在なのに、信はそんな態度は億尾にも出さないんですよね。
    原作が今後どう変遷していくのかが気になりますが、信には最後までこのキャラを貫き通して欲しいです。

    そしてキングダムが史実を元にして描かれている事は理解していますが、全てが史実通りだと先の展開が見えてしまって逆に面白味に欠けてしまいます。
    原先生なりの春秋戦国時代の解釈も含めて、オリジナル要素をどこまで織り込んでいくのかに期待したいです。

    • >原先生なりの春秋戦国時代の解釈も含めて、オリジナル要素をどこまで織り込んでいくのか
      本当にそうなのだろうと思います。
      原先生の信なんか、本当にオリジナルですし羌瘣もそうでしょう。
      全てが魅力的ですもんね!
      管理人アースはいつも尾平に親近感を覚えています(笑)
      同じ村出身で決して強くは無いのですが、必死に信に付いていく尾平大好きです(笑)

      これから直近3話分くらいのあらすじ考察記事を書いていきますが、その後にどこかで全体が分かりやすいような記事を書いていきたいと思います。
      管理人アースも原作は追いかけていますが、それほどキングダムに特化して詳しい訳ではありません。
      進撃に比べたら全くです(笑)
      なので勉強しながら記事を書いていきますので、良かったら追いかけてきてください。
      非常に魅力的なマンガですので、全体が分かるとかなり面白いと思いますよ!(*^^*)

      管理人アース

  2. ユミル・イェーガー より:

    こんにちは。

    キングダムの李信は「竜馬がゆく」の坂本龍馬のパターンに酷似しますね。
    坂本龍馬も当初、史実の中では全く無名の埋もれた存在でした。
    司馬遼太郎センセの小説で「坂本竜馬」として坂本龍馬が英雄として描かれました。
    キングダムの李信も坂本龍馬に負けないくらい熱い英雄となるに違いありません!!

    • >坂本龍馬に負けないくらい熱い英雄となる
      本当にそうですよね。
      歴史に埋もれた英雄というポジションは間違いないかなと。
      これまでも読んで追いかけてきましたが、考察もしていきたいなと思っています!
      よろしくです!

      管理人アース

  3. 騰@天下の大将軍 より:

    進撃、呪術に続いてキングダムの考察ありがたいです😄私の推しばっかりだ…
    信が李信と名乗る展開めっちゃアツかったですよね😙まさか乗りで、みたいな感じに姓を得るとは…(てっきり李牧から貰うのかと…)キングダムは史実に基づいていますが原先生オリジナルの展開もあるのでこれからも考察していって欲しいです😆
    それと大変申し上げにくいですが、李信が最初に史書に登場する太原・雲中への出征と言うのは黒羊戦ではなくギョウ攻めの後、王翦が趙の首都邯鄲を攻める際の別働隊ですのでまだ先のお話です。

    • 修正しました!
      ありがとございます!
      ずっと追いかけてきていましたが考察は始めたばかりでお恥ずかしいかぎりですm(_ _)m
      次回からは論功行賞から呂不韋自殺展開になると思いますが、どのように描かれるのかが楽しみですよ!(^^)

      管理人アース

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