王騎軍の生き残り録嗚未(ろくおみ)。
桓齮や楊端和、王賁や蒙恬に比べるとどうしても地味で目立たないキャラなのですが、それでもキッチリと立ったキャラを持っているようにも感じます。
いつも叫んでいて熱い感じのする録嗚未ですが、いったいどのような人物なのでしょうか?
録嗚未って、死亡していないの?
いつも騰将軍にツッコんでいるようだけど…
そう言えば、声優さんって誰?
これら全部まとめてみました!(*^^*)
見て行きましょう!
キングダム録嗚未(ろくおみ)プロフィール

| 項目 | 内容 |
| 名前 | 録嗚未(ろくおみ) |
| 表記ゆれ | 録鳴未(誤表記) |
| 所属 | 秦国・王騎軍→騰軍 |
| 役職 | 王騎軍第一軍長→騰軍第一軍長→将軍 |
| 兵種 | 騎兵 |
| 武器 | 矛 |
| 年齢 | 不明(推定30代後半~40代) |
| 出身 | 秦国(詳細不明) |
| 初登場 | 馬陽の戦い編 |
| 史実 | オリジナルキャラクター |
| 声優(第1・2期) | 田尻浩章 |
| 声優(第3期以降) | 関口雄吾 |
録嗚未は死亡している?最新856話時点での生死
結論から言うと、録嗚未は最新856話時点でも生存しています。
作中では度々「死んだことにされる」ギャグシーンが登場しますが、これは完全にコメディリリーフとしての演出です。
特に有名なのが合従軍編での騰の台詞「あの世で同金・鱗坊・録嗚未と酒でも飲むがよい」というシーンで、この時点で録嗚未は生きており、本人が「今俺入れたよな…💢」と心の中でツッコミを入れています。

最新77巻(2025年10月17日発売)でも録嗚未の死亡は描かれておらず、騰軍の主力将軍として秦軍の重要な戦力を担い続けています。
第856話では楊端和が青華雲の矢で負傷し、フィゴ王ダントが死亡するという衝撃的な展開がありましたが、録嗚未に関する死亡描写は一切ありません。
録嗚未の性格と人物像
熱血・短気な豪傑タイプ
録嗚未は典型的な熱血漢で、常に怒鳴っているような豪快な性格の持ち主です。
短気で感情表現がストレートなため、戦場では大音声で号令をかけながら最前線に立つ「体育会系の熱血上司」的なポジションを担っています。
仲間想いで情に厚い一面
反面、仲間想いで情に厚く、特に王騎軍・騰軍の古参たちに対する気遣いや、若い世代を鼓舞する兄貴分としての側面が強く描かれています。
王騎・騰への忠義が非常に強く、王騎の死に際しては取り乱して号泣し、その後万極軍に大ダメージを与えるほど激昂しました。

王騎が言い残した「誰一人として後を追うことを禁じます」というのは、録嗚未を意識しての言葉ではないかと感じました。
柔軟な思考と後進への配慮
短気ではありますが、道理の通った意見なら若手の案でも受け入れる柔軟さを持っています。
著雍の戦いでは「この俺じゃなくアイツらの名を売るってのが胸クソ悪い」と毒づきつつも、実際には信や王賁のために”潰れ役”を買って出て道を開くなど、後進への目配りも欠かしません。
お酒好きの一面
アルコール中毒ではないかと思われるほどのお酒好きで、昼間の出陣前にも飲酒していたという記録があります。
この個性的な一面も、録嗚未というキャラクターに深みを与えています。
録嗚未の強さ・能力・戦闘スタイル
王騎軍最強の男
王騎軍第一軍長という肩書きからも分かる通り、録嗚未は王騎軍の中でも筆頭格の武勇を誇る前線指揮官です。
副官の騰を除けば王騎軍で最強と評されており、王騎が表に出てこなかった時には王騎軍で最も突破力のある強い武将として活躍していました。
矛を用いたパワー型戦闘
武器は矛を用いた剛腕な戦いを得意とし、敵将を単騎で討ち取る場面も多く描かれています。
戦闘スタイルは自ら最前線に立ち、大音声で号令をかけながら突撃する「先頭突撃型指揮官」で、細かい機動や機略よりも「突破力・士気の高さ」で押し切る体育会系の戦い方をします。
高い指揮能力
王騎軍・騰軍における「第一軍長」というポストは、主力軍団の運用・突撃タイミングの判断を任される重要な役回りであり、武勇だけでなく現場レベルの采配能力も高いことがうかがえます。
著雍の戦いでは、玉鳳隊・飛信隊が3日かけてギリギリ約束の時間に間に合うのに対し、録嗚未軍は半日で敵本陣近くまで到達する圧倒的突破力を見せています。
戦況判断力と洞察力
合従軍編の戦象戦では、砂塵量の異常さから「戦車だけじゃない」と違和感を察知し、戦象登場後も「隊列を成している」「どこかから指示が出ている」と見抜いて指揮官を探索するなど、考えなしに突っ込むだけではない洞察と対応力も持っています。
録嗚未の主な人間関係
王騎との関係
王騎軍第一軍長として、長年にわたり王騎の主力を一任されていた腹心です。
馬陽の戦いでは、王騎の号令一下で第一軍を率い豪快な突撃を繰り返し、王騎軍の「重さと勢い」を体現する存在となっていました。
王騎戦死後は、王騎の意志を継ぐ形で騰の下に残り、その武力を新生騰軍へと引き継いでいます。
騰との関係
王騎軍時代からの戦友であり、王騎が倒れた後は「騰軍第一軍長」かつ副官格として騰を支えるポジションを担っています。
著雍の戦いでは、魏の総大将・呉鳳明を討ち取るまでの過程で、騰と録嗚未が副官としてのあり方やサブリーダー像を語り合うシーンがあり、マネジメント論としても注目されています。
騰からはしばしば「録嗚未はもう死んだ」的ないじりを受けており、それに対して怒鳴りながらツッコむという、主従を超えた掛け合い的な信頼関係が描かれています。
信(飛信隊)との関係
馬陽の戦い以降、王騎軍と共闘する形で信の飛信隊と同じ戦場に立つことが多く、信の成長を古参目線で見てきた立場です。
直接深い会話が多いわけではありませんが、王騎の矛を受け継いだ信を「王騎将軍の意志を継ぐ若き武将」として認め、同じ秦将として戦場を支える先輩格の武人として接しています。
信からも喧嘩友達のような扱いを受け、度々死んだことにされたり呼び捨てにされたりとぞんざいな扱いを受けますが、戦場では互いに背中を預ける信頼関係があります。
他の王騎軍メンバー
同金・鱗坊・干央・隆国らと共に、旧六大将軍・王騎軍を構成した五大軍長の一人です。
合従軍編で同金・鱗坊が戦死したため、彼らの「生き残り」として、王騎軍の系譜を騰軍へと繋ぐ役割も担っています。
元第二軍長の隆国とは性格が正反対なところがありますが、よく一緒にいる姿が描かれており、元軍長同士として話が合う関係性にあるようです。
録嗚未の戦歴年表
| 戦い | 巻数 | 主な活躍 |
| 馬陽の戦い | 11~16巻 | 王騎軍第一軍長として2万を率いて出陣。王騎戦死後、激昂して万極軍に大打撃を与える |
| 山陽攻略戦 | 17~23巻 | 廉頗率いる魏軍との戦いで前線主力として突撃・押し込みを担当 |
| 合従軍・函谷関 | 25~33巻 | 騰軍第一軍長として参戦。五国連合軍との激戦を支える |
| 合従軍・対楚戦 | 26巻 | 臨武君と真っ向勝負。重傷を負うも騰の救援で生還。騰の「死亡扱い」台詞の元ネタとなる |
| 著雍の戦い | 36~37巻 | 将軍に昇進。三主攻の一角を担い、半日で敵本陣近くまで到達する突破力を見せる |
| 嫪毐反乱 | – | 楚の禍燐軍の迎撃に参加 |
| 鄴攻略戦 | – | 騰と共に趙の要衝・列尾を奪取 |
| 什虎城攻防 | 60~62巻 | 秦魏同盟軍として参戦。楚の千斗雲、魏の乱美迫との三つ巴の戦いを繰り広げる |
| 韓攻略戦 | 73巻~ | 六大将軍・騰の軍として飛信隊と共に従軍。首都・新鄭攻略の中核を担う |
録嗚未の名場面・名シーン
「あんたは違うだろ」

合従軍編で楚の臨武君に向けて言った騰の言葉。
この時の騰は「ただの将軍」だったため、録嗚未は場を崩さないように口に出さず心の中でツッコミます笑
「あんたは違うだろ」

仰る通りです(笑)
「今 俺入れたよな…💢」

同じく合従軍編で臨武君と戦い討ち取った時の騰の決め台詞。
さらりと死亡リストに加えられていたけれど誰も「録嗚未さんは死んでないよ」と言ってくれず、同じく場を崩さないように心の中でツッコミます。
「今俺入れたよな…💢」
ハイ。
騰将軍、サラッと入れてましたよ(笑)
「オイ💢」

函谷関攻防戦が終わり、合従軍が撤退した場面を見て言った騰のセリフ。
こちらもサラリと録嗚未が死亡したことになっていたため、この時は「オイ💢」と口に出してツッコミを入れています(笑)
「録嗚未軍もです!」

著雍攻略戦編で、騰の采配により王賁の策を採用する事になります。
その策を見事をやってのけた王賁と信と録嗚未。
しかし敢えて録嗚未の成果を述べずスルーしているところに騰の「録嗚未いじり」が見えました(笑)
ここでツッコミを入れたのは録嗚未ではないですが、ここも「録嗚未のツッコミまとめ」に入れさせていただきます(笑)
臨武君との死闘
合従軍編の対楚戦で、同僚である鱗坊を殺された怒りを爆発させ、格上の敵将・臨武君に向かっていく激情家らしいシーンです。
数的不利の中、鱗坊とともに楚軍陣を強引に突破して臨武君のもとまで肉薄し、「矢が来ると分かっていれば、この録嗚未に当たることはない」と言い放つなど、反射と読みの高さも描かれています。
その後の一騎打ちでは力負けして落馬し、トドメ寸前で騰に救われますが、第一軍長として楚軍の猛攻を受け止め続ける姿は、王騎軍の矜持を感じさせる名場面となっています。
戦象戦での洞察力
合従軍中盤で禍燐の戦象に遭遇した際、砂塵量の異常さから「戦車だけじゃない」と違和感を察知し、戦象登場後も「隊列を成している」「どこかから指示が出ている」と見抜いて指揮官を探索します。
罠にかかって投げ出され、象に踏み潰されかけるも、逆に乗り場へ飛び乗り指揮官を討ち取るという、「考えなしに突っ込むだけではない」洞察と対応力が示される場面です。
什虎での三つ巴乱戦
什虎城攻略戦では、敵である楚軍だけでなく、味方(同盟)であるはずの魏軍・乱美迫からも攻撃され、「どっちも敵かよ!」とキレながら戦う不憫かつタフな姿が描かれました。
戦力比では敵8万に対し騰軍1万+録嗚未軍1万という大きな劣勢を前に、騰から「干央さんと代わって来なさい」と煽られるも、「楽しくなってきただけだ」と笑う好戦的側面も見せています。
物語上の役割・ポジション
王騎軍の系譜を継ぐ者
王騎の死後も、録嗚未・隆国・干央らが騰の下に残り、旧王騎軍の戦力を新体制へと引き継ぎました。
その中でも録嗚未は筆頭軍長として、旧六大将軍系譜の中心を担っています。
豪快な武将像の体現
羌瘣や蒙恬のようなクール系、桓騎のようなダーク系とは対照的に、録嗚未は怒鳴り声と突撃で戦場を切り開く古典的な豪傑武将として描かれ、『キングダム』の「武将の多様性」を支える一角になっています。
騰の人間味を引き出す相棒役
普段は飄々として感情が読みにくい騰に対し、録嗚未はツッコミ役・吠え役として機能することで、騰のユーモラスな一面や部下思いな面を引き出す存在になっています。
若き将たちへのバトン渡し役
著雍戦で騰が語る「これからの秦軍を担う若い才能たち(信・王賁・蒙恬)の名を中華に響かせる戦いにする」という方針を、現場レベルで体現しているのが録嗚未です。
自分たち旧王騎軍世代が「潰れ役」を引き受け、飛信隊・玉鳳隊を主役として押し上げる構図は、世代交代を象徴する演出になっています。
コメディリリーフ
シリアスな合従軍戦のさなかに「勝手に殺されている」ネタで笑いを提供するなど、重苦しい戦場シーンの中にアクセントを与える役割も持っています。
録嗚未の声優・アニメ情報

第1・2シリーズ:田尻浩章
| 項目 | 内容 |
| 名前 | 田尻 浩章(たじりひろあき) |
| 生年月日 | 1986年8月17日 |
| 年齢 | 39歳(2025年時点) |
| 出身地 | 熊本県 |
| 所属 | 81プロデュース |
| 担当期間 | 第1・第2シリーズ |
アニメ第1・2シリーズで録嗚未を演じられているのは、田尻浩章さんです。
キングダムだけで「録嗚未、田永、冬顔、李充、魏良」役を担当されており、これはスゴいですよね!
ちなみに所属先の81プロデュースは、成蟜役の宮田幸季さんと同じです。
第3シリーズ以降:関口雄吾
第3シリーズ以降は関口雄吾さんが録嗚未の声を担当されています。
第2期から第3期まで約7年ほど間が空き、向ちゃん・陽ちゃんなど複数キャラでキャスト変更があったことから、スケジュール等の事情と推測されています。
関口雄吾さんの声質はややハスキーな低音寄りの声で、野太さを保ちつつ少し落ち着いた印象があり、「荒さが少し抜けた録嗚未」として受け止めるファンも多いとされています。
アニメでの扱い
アニメ第1期では馬陽の戦い編で王騎軍第一軍長として登場し、以降のシーズンでも山陽攻略戦、合従軍編(対楚戦)、著雍の戦いなど、原作に準じて騰軍の主力として断続的に登場しています。
臨武君戦における重傷シーンや、騰の「あの世で同金・鱗坊・録嗚未と酒でも飲むがよい」の台詞もアニメ化されており、録嗚未の「死んでないのに殺される」リアクションも声付きで再現されています。
低く太い声で、原作通りの「怒鳴り声が似合う豪傑」として表現されています。
録嗚未が輝くのは韓攻略戦か

録嗚未は史実には登場しないキングダムオリジナルキャラだと思われますが、騰は史実に登場する人物です。
となると、騰とコンビで活躍することが多い録嗚未が最大の活躍をする場は、騰が韓を攻略する戦いのような気がしますよね!
最新77巻では紀元前230年の韓攻略戦が描かれており、英呈平原での激戦を経て、秦軍は遂に韓王都・新鄭への進攻を開始しています。
韓攻略が成った時に、いつもの騰のボケと録嗚未のツッコミが見られるのか?
あるとしたら、どんなボケとツッコミが見られるのか?
今から楽しみですよ!(笑)
録嗚未FAQ(よくある質問)
Q1. 録嗚未はもう死んでいるの?
いいえ。
合従軍編の対楚戦で重傷を負い、騰が臨武君に「同金・鱗坊・録嗚未とあの世で酒でも飲むがよい」と言ったため「死んだような扱い」を受けますが、録嗚未本人は生存しており、その後も騰軍第一軍長→騰配下将軍として名前が出続けています。
最新77巻・856話時点でも生存しています。
Q2. 録嗚未の正式な階級は?
作中での肩書きとしては、王騎軍第一軍長→騰軍第一軍長→将軍と明記されています。
六大将軍そのものではありませんが、六大将軍・騰の直下で軍を預かる「筆頭格の将軍」と見てよい立場です。
著雍開戦時点で「将軍」に昇格済みであり、騰軍傘下の筆頭将軍として参戦しています。
Q3. 録嗚未は史実に実在する人物?
『史記』『戦国策』などの史書に「録嗚未」に相当する名の将軍は見当たらず、王騎・信と同様に、史実の複数の武将像をベースに原泰久先生が創作したオリジナルキャラクターと考えられます。
Q4. 「録鳴未」と書かれているのを見たけど、どちらが正しい?
漫画本編・公式メディアでは「録嗚未」と表記されます。
ビジネス解説記事など一部外部記事で「録鳴未」と誤記されている例がありますが、これは誤表記です。
Q5. 録嗚未はどれくらい強いの?合従軍の楚将・臨武君と比べて
一騎打ちレベルでは臨武君に押されており、騰の介入がなければ討たれていた可能性が高い描写です。
ただし、王騎軍・騰軍の「第一軍長」という立場から、秦国内でも上位クラスの武勇を持つ将であることは間違いありません。
Q6. アニメ版で声優が変わったのはなぜ?
公式に具体的理由は発表されていません。
第2期終了から第3期開始まで約7年空き、その際に録嗚未を含む複数キャラでキャスト変更が行われました。
考えられる要因としては、スケジュール調整や制作体制の変更などが挙げられますが、あくまで推測に留まります。
Q7. 最新(77巻・856話時点)でも生きている?
はい、生きています。
検索で参照できる75巻時点の総覧でも騰傘下の将軍として名が挙がり続け、死亡注記や最期の描写は見当たりません。
その後も死亡キャラ一覧に名前が含まれていないため、77巻・856話時点でも生存扱いとみてよい状況です。
まとめ
今回の録嗚未考察では、何度も死にそうになりながらも死なない熱い男 録嗚未の魅力が多く見られました。
やっぱり騰とのコンビが最高ですが!(笑)
合従軍編だけでも散々死にそうになりながらも生き抜き、鄴攻略戦でも死にかけながらも復活した録嗚未は、熱く激しい男でありながらもずっと死亡退場せず、終盤まで生き抜きそうな気がしますよ。
これからも録嗚未の登場を楽しみに読み進めますよ!(*^^*)
アニメの録嗚未も楽しみですね👍







