「キングダム」でもファンが多い王騎と麃公。
アニメでも大活躍を見せ、「キングダム」の名場面をいくつも魅せてくれました。
そんな二人が直接対面し、会話をする場面をご存知でしょうか？
7巻に登場するのですが、二人が会話をする場面としては唯一となっています。
さらにその会話場面が後の廉頗の場面に繋がっているのを知っていますか？
これ、けっこう細かいので気付いていない方も多いのではないかと思います。
順番に見て行きましょう！
7巻でキングダム王騎が麃公将軍の酒を断るのは伏線だった！
信の初陣である蛇甘平原（だかんへいげん）の戦いで姿を見せ、敵将魏の呉慶（ごけい）将軍にプレッシャーをかけていた王騎将軍。
そんなヘルプに感謝を示し、麃公将軍は王騎に酒を誘います。
しかし「用事があるので」と断る王騎。
それでも「酒じゃあ」と麃公がゴリ押しをし、それを「コココ」と困った感じで流す王騎将軍が描かれるシーンが、7巻にて登場しています。
王騎将軍が言った用事が何なのかはこの時には分からないですし、断り文句だったのかなとも読めました。
しかし19巻に廉頗から語られた王騎将軍が訪ねて来たエピソードにて「麃公さんのせいで既に二日酔いですが」という王騎の言葉から、断り文句ではなく本当に用事があったことが分かります。
用事は「廉頗将軍を慰問する」で、「結局断りきれず、結局麃公将軍と飲んだ」という結果も分かります（笑）
これ、小さな吹き出しでサラッと描かれていますがホントにスゴい伏線回収だな、と感じますよ。
「キングダム」が細かいところまで計算され、いかに組み立てられているかが察せられるエピソードとなっています。
キングダム王騎将軍と麃公将軍・廉頗エピソードは全てオリジナル
「王騎将軍と麃公将軍が飲んだというエピソード」、さらに「魏に亡命した廉頗を王騎が訪ね酒を交わしたというエピソード」は、全てキングダムオリジナルエピソードとなっています。
ただ年代的に王騎将軍と麃公将軍は同時代を生きており、実際に酒を酌み交わしていた可能性は十分にあると思われます。
廉頗将軍も時代的に重なっていますが、王騎と麃公将軍よりも少し年代が上なイメージです。
二人が将軍になる前に大活躍をしていた感じであり、「キングダム」で描かれているように全く同時代に大活躍したという感じではありません。
そして、廉頗と王騎が戦ったという史実もありません。
この辺りは、全て「キングダム」のオリジナルエピソードで原先生が考えた展開となっています。
でもホント、素晴らしいオリジナルエピソードですよね！
廉頗も王騎も麃公もそれぞれがキチンとキャラが立っているし、彼らが酒を酌み交わしたというエピソードはホント熱いです！
大きくは取り上げられない場面であり仕掛けですが、王騎が麃公と飲みそのまま廉頗を訪れ酒を酌み交わしたという伏線・エピソードは、「キングダム」がいかに考え抜かれ組み立てられた作品であるかを表しています。
さらに戦国の熱い戦友同士のリスペクトが察せられる素晴らしいエピソードでした！
これからも細かい一セリフにも注目し、魅力的なキングダムを追いかけていきたいですね(*^^*)
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