宮廷で働く千人以上いると言われている宮女の一人である向(こう)。
偶然な出来事から嬴政との距離が縮まり正妻となった向のシンデレラストーリーは、「キングダム信の女版」のようにも読めますよね(笑)
そんな女版の信である向とは、どのような人物なのでしょうか?
じっさい「うざい」とか「かわいい」とか、様々な評価がありますがどちらなのか?
担当声優さんは、誰なのか?
陽ちゃんとの関係から死亡回避展開まで、徹底検証!
順番に見て行きましょう!
向(こう)プロフィール
| 項目 | 内容 |
| 名前 | 向(こう) |
| 所属 | 秦国 後宮 |
| 身分 | 宮女 → 嬴政の正妻 |
| 出身 | 田舎の零細商人の娘(庶民出身) |
| 生年 | 紀元前257年 |
| 初登場年齢 | 12歳(嬴政14歳時) |
| 家族 | 夫・嬴政、娘・麗(れい) |
| 初登場 | 7巻 第74話「伽」 |
| 声優(アニメ) | 中津真莉子(第1-2期)→ 松田利冴(第3期以降) |
向(こう)は死亡?生存?最新77巻時点での状況
結論:向は生存しています
最新77巻・856話時点において、向は健在です。
ネット上で「向 死亡」と検索されることがありますが、これは過去のエピソードからの誤解によるものです。
死亡説が流れた理由
向が命の危機に瀕した場面は、作中で複数回描かれています。
17巻~18巻では、呂不韋と太后の密会を目撃してしまい、趙高に剣で刺され瀕死の重傷を負いました。
この時は親友の陽が嬴政に直訴し、王室お抱えの最高医師団による治療で一命を取り留めています。
40巻の嫪毐の乱では、娘の麗と共に反乱軍に命を狙われましたが、信率いる飛信隊の救出により無事でした。
こうした命懸けのエピソードが複数あることから、「死亡したのでは?」という誤解が生まれたようです。
現在の向の立場
現在、向は嬴政の正妻として、娘の麗と共に咸陽の後宮で暮らしています。
合従軍編以降、嬴政が完全に実権を掌握したことで、向と麗の身の安全も大きく改善されました。
最新巻では戦場シーンが中心となっているため出番は減少していますが、嬴政の精神的支柱として重要な存在であり続けています。
向(こう)の性格
「普通」が最大の個性
向の最大の特徴は、「徹底的に普通で素朴な女の子」であることです。
自他ともに認める「地味」な容姿と性格で、特別美人でも武勇に優れているわけでもありません。
しかしその素朴さこそが、殺伐とした戦乱の世において嬴政の心を癒やす「光」となっています。
気弱だけど芯は強い
千人以上いる宮女の中で、自分が選ばれた理由が分からず、「取り柄もなく地味だから、いつか捨てられるのでは」と不安を抱えています。
自己評価が非常に低く、「私なんかが王の側にいていいのかな……」と何度も口にするタイプです。
それでも、嬴政や娘のためとなると、震えながらも必死に立ち向かう強さを持っています。
嫪毐の乱で娘・麗が殺されかけた際には、戦えない身でありながら必死に庇い続けました。
一途な愛情
嬴政への想いは、「恋心+尊敬+信仰に近い信頼」が混ざり合ったものです。
王としての夢を聞いて涙を流しつつ「そんな方の力になりたい」と純粋に願っています。
公式ガイドブックでも「恋心:今も100」と評価されており、初登場から変わらぬ想いを持ち続けています。
読者の代弁者としての役割
戦場とは無縁の普通の少女として、読者に近い目線で王宮の理不尽さや権力闘争を受け止めています。
向の驚きや恐怖、感動は、読者が嬴政の物語に感情移入するためのガイドとなっています。
向(こう)の強さ・能力
戦闘能力
向は戦闘キャラクターではなく、剣・槍・弓などの武芸は一切描かれていません。
戦場には一度も出ず、常に王宮(後宮)側から戦局を見守る立場です。
ただし、刺客事件の際には咄嗟に木簡を投げつけて信の頭に命中させたり、背後から迫る刺客に気付いて叫んで政に危機を知らせるなど、身を守る本能的な行動は見せています。
精神的な強さ
数値化される”強さ”ではなく、「守られる立場にありながら、王や物語を支える」というメタ的な能力が向の真価です。
王族の”急所”として狙われる立場に耐え続けるメンタルの強さは、並大抵のものではありません。
嬴政との子を身ごもったことで政治的に非常に危険な位置に立たされましたが、それを理解しつつ踏みとどまっています。
情報伝達者としての機能
向は何度も、「戦えないけれど声を上げることで歴史を動かす」役割を果たしています。
太后と呂不韋の不義の密会を目撃し、瀕死の状態から嬴政に伝えたことで、嬴政側が反撃へ転じる決定的なきっかけを作りました。
この情報提供がなければ、嬴政は太后と呂不韋の陰謀に気付かず、政治的に追い詰められていた可能性があります。
嬴政の人間性を引き出す力
合従軍や内乱で冷徹な決断を下す嬴政が、「夫」として、また一人の男として迷ったり、弱さを見せる場面の多くに向が関わっています。
向の存在により、嬴政に「一人の父」「一人の夫」という側面が加わり、物語に家庭的な色彩が生まれました。
向(こう)の関係性
嬴政(えいせい)との関係
千人以上いる宮女の中から、何度も夜伽に呼ばれた向ですが、当初は手をつけられない期間が続きました。
向が極度に緊張して黙って固まっているので、嬴政にとって「書物を読むのに邪魔にならない宮女」だったのです。
それでも「隣にいると心地よく書が読める」と嬴政が感じていたことが、後に語られています。
四度目の伽の夜、うっかり先に眠ってしまった向がくしゃみをし、嬴政がそっと布団を掛けてやったことがきっかけで、向は嬴政に恋をします。
以降、向は自らを「お心の伽をさせていただく宮女向」と名乗り、肉体よりも”心の支え”として嬴政の力になろうとしました。
嬴政19歳のときに向が懐妊し、嬴政20歳の年に王女・麗が誕生しています。
嬴政にとって向は、後宮の多数の女性の中で”素朴で計算がない”稀有な存在であり、「中華統一」の夢を素直に肯定してくれる数少ない理解者です。
麗(れい)との関係
麗は始皇七年に嬴政と向の間に生まれた娘です。
向は17歳で母となり、ほぼ宮女仲間と協力しながら育児を担当しています。
麗の天真爛漫さ・無邪気さは、向の優しさと陽の姉御肌に影響されています。
嫪毐の乱では、命がけで麗を抱きしめ守ろうとする母の強さを見せました。
陽(よう)との関係
陽は向より1歳年上の親友で、同じく後宮の宮女です。
向が12歳のとき、陽は13歳でした。
良家のお嬢様育ちで明るく活発な性格の陽は、宮女生活の先輩として向の精神的な支えとなっています。
向と陽の関係を見て気付くのは、陽が向を二度命を救っているところです。
一度目は、剣で刺され瀕死の向を救うために、処罰覚悟で嬴政の寝室に突入し、王室お抱えの最高医師団に診てもらうよう直接嬴政に掛け合いました。
二度目は、嫪毐の反乱編で向と麗を助けるために逃し、体を張って敵に立ち向かっていきました。
結果的に信に助けられますが、向を助けたのは間違いなく陽です。
嬴政の命を救う信のように向の命を救う役割が、陽ちゃんにはあるのかもしれません。
信(しん)との関係
序盤では面識がなく、はっきりとした絡みが出るのは嫪毐の乱で信が向と麗を救出する場面以降です。
信は向にとって「娘を救ってくれた恩人」の立場ですが、恋愛的な関係は一切描かれていません。
信の女性関係は主に羌瘣・河了貂・カイネなどで描かれており、向は完全に嬴政側の人間です。
太后・嫪毐勢力との関係
太后にとって、向と麗は「嬴政の正統性を強化する存在」であり、政治的に邪魔な存在でした。
太后と結託した嫪毐(毐国)側は、咸陽侵攻時に向と麗の殺害を明確な目標にしています。
向自身も”駒”にされていると薄々察しながらも、王と子のために後宮に留まり続けました。
向(こう)の年表
| 巻数 | 出来事 |
| 7巻 | 第74話で初登場。後宮の宮女として嬴政の夜伽に呼ばれる(向12歳・嬴政14歳) |
| 7-9巻 | 三度呼ばれても手を付けられず悩む。「心の伽」を志願し、嬴政に認められる。王宮刺客事件で信たちを誤解して木簡を投げ付ける/本物の刺客に悲鳴で注意を促す |
| 17-18巻 | 夜の後宮で太后と呂不韋の密会を目撃し、趙高に剣で刺され瀕死の重傷を負う。陽の機転で嬴政に救われ、意識を取り戻した後、太后の裏切りを嬴政に伝える |
| 24巻 | 第261話「嵐の兆し」で懐妊が発覚。合従軍編直前に妊娠が判明 |
| 30巻前後 | 合従軍が咸陽に迫り、嬴政が蕞出陣前に向と別れを交わす。「どうか御武運を」と后として見送る |
| 34巻 | 第366話「戦後の各国」で王女・麗を出産(向17歳時) |
| 40巻 | 嫪毐の乱で向と麗、陽が毐国兵に命を狙われる。陽が囮となり、信率いる飛信隊が救出。太后に「産まなきゃ良かった」と言われた嬴政に向かい「大王様にとって太后様が唯一の母親なんですよ」と泣きながら叫ぶ |
| 40巻以降 | 嬴政が完全に実権を掌握。向と麗の身の安全も改善される |
| 77巻現在 | 戦場シーンが中心となり出番は減少するも、嬴政の正妻として麗と共に後宮で健在 |
向(こう)の名場面
「宮女向は大王様のお心の伽をさせて頂きたく思います」
自分の役割を”心の伽”と定義し直した宣言のセリフです。
手を付けられない不安の中で、それでも嬴政の力になりたいという純粋な想いが表れています。
この台詞は、向の代表的な名言として多くのファンに記憶されています。
瀕死の状態から太后の裏切りを伝える
剣で刺され瀕死の重傷を負いながらも、這って陽の部屋前まで戻り、一命を取り留めた向。
意識を取り戻した後、激痛に耐えつつ嬴政に真実を伝えようとします。
「申し訳ありませんが…大変おつらい事をお伝えしなくてはなりません」と前置きして、母・太后の裏切りを告げる場面は、自身が瀕死であるにもかかわらず、まず嬴政の心情に配慮する台詞として高く評価されています。
嬴政は「俺はお前のおかげで命拾いしたやもしれぬ」と感謝を述べました。
この一連のエピソードは、向の「命を賭しても嬴政を守ろうとする勇気」を示す最高の名場面です。
合従軍出陣前の「どうか御武運を」
合従軍が函谷関を突破し、李牧軍が咸陽に迫る中、嬴政は敗北=自らの死も覚悟して蕞に出陣することを向に伝えに来ます。
向は心の中で「行かないでください。どうせ皆死ぬなら最後は一緒にいたい」と叫びながらも、それを口には出しませんでした。
きちんと拱手して「どうか御武運を」と送り出し、嬴政が去った後、号泣しました。
この場面は、”恋する少女”から”国王の后”への変化を象徴する名場面として、多くの考察記事で取り上げられています。
内心は「行かないで」と叫びながらも、后としての言葉を選び取るシーンは、向が本当の意味で秦王・嬴政の后になった瞬間と評価されています。
麗を命がけで守る母の姿
嫪毐の乱で兵に囲まれ殺されかける中、震えながらも麗を抱いて庇い続けました。
戦えない者でありながら、母としての本能的な強さを見せる名シーンです。
ここでの向と麗救出が、信・飛信隊の「王家の守護者」としての役割を決定づけました。
太后への叫び
嫪毐の反乱の最後に、「産まなきゃ良かった」と嬴政に言う太后に向かい、「大王様にとって太后様が唯一の母親なんですよ」と泣きながら叫ぶ向。
通常ではあり得ないシーンですが、嬴政のピンチ、嬴政を想う気持ちから「いざとなると力が発揮される」強さが向にはあることを示しています。
向(こう)の役割・立ち位置
嬴政の”人間らしさ”を可視化する装置
冷徹な改革者・征服王として描かれがちな嬴政に、「夫」「父」という側面を与えるのが向の最大の役割です。
向や麗と接する場面では、嬴政が年相応の青年・父親として揺れる姿が見えます。
「庶民出身の妃」という対比
太后や各国王侯出身の女性らと対照的に、向は完全に庶民寄りの出自です。
その出自の違いが、権力欲の薄さ・純粋さとして機能しています。
田舎の零細商人の家に生まれ、家に財をもたらすため宮女として後宮に差し出された向は、”身分的には最底辺クラスの宮女”からスタートしました。
それでも大王の子を産み、事実上の后となっていくシンデレラストーリーは、「女版 信」とも読めます。
信の熱い部分が向の嬴政への想いのようにも読めるのです。
王家の”急所”としての存在
向と麗がいることで、嬴政の政治的リスクが増大します。
敵勢力にとっての人質・暗殺対象となり、物語にサスペンスを生む役割を担っています。
「戦わない女性」の代表
羌瘣や楊端和のような”戦う女”と違い、向は徹頭徹尾「戦場の外側」にいるキャラクターです。
それでも歴史の流れに巻き込まれ、戦争の影響を強く受ける側の代表として描かれています。
「普通であること」の希少価値
王宮の女性は美貌と権謀術数を備えた”怪物級”が多い中で、向は容姿も地味、才能も普通、勇敢でもありません。
逆に言えば、”普通の少女”が命懸けで嬴政を愛し、支え、少しずつ強くなっていく過程そのものがキャラクターのコアになっています。
「普通」「弱さの中の強さ」が、政治闘争だらけの咸陽で強いコントラストになっているのです。
向(こう)の声優・アニメ情報
アニメ版声優

| 項目 | 内容 |
| 第1-2期 | 中津真莉子(なかつ まりこ) |
| 第3期以降 | 松田利冴(まつだ りさえ) |
向の声優さんは、アニメシリーズの長期化に伴い変更されています。
第1期・第2期までは中津真莉子さんが担当していましたが、第3期からは松田利冴(まつだ りさえ)さんが担当しています。
松田利冴(まつだ りさえ)さんプロフィール
| 項目 | 内容 |
| 名前 | 松田利冴(まつだ りさえ) |
| 生年月日 | 1993年7月16日 |
| 血液型 | B型 |
| 年齢 | 32歳(2025年11月現在) |
| 出身地 | 大阪府高槻市 |
| 所属 | アイムエンタープライズ |
松田利冴さんは、2013年から活動している声優さんです。
2018年放送の「ハクメイとミコチ」では初主演を飾っている、まさに現在活躍中の声優さんとなっています。
松田颯水さんは双子の妹であり、同じく声優として活動しています。
二人で双子役をいくつか演じてもいる、声優姉妹です。
素朴で健気な向のキャラクターを見事に演じており、特に嫪毐の乱での感情表現は高く評価されています。
アニメでの描写
アニメでの初登場は第1シリーズ中盤(王弟成蟜反乱が決着した後の後宮パート)で、原作7巻あたりのエピソードに対応しています。
宮女としての素朴さ・緊張しがちな性格が、声と芝居でより分かりやすく表現されています。
嫪毐の乱〜加冠の儀のエピソードがアニメ化された際には、麗を抱いて怯える演技や、信たちに救われ安堵する声のトーンなど、原作以上に感情が分かりやすくなっています。
実写映画版
現時点での実写映画シリーズでは、向は登場していません。
物語が主に戦場側にフォーカスしているため、後宮パートは描かれていないためです。
向(こう)FAQ
Q1. 向は歴史上の実在人物がモデル?
A. 史書(『史記』など)には、始皇帝の后妃の個人名はほとんど残っておらず、「向」という名の妃も確認されていません。
したがって、向は基本的に原泰久先生によるオリジナルキャラクターです。
『キングダム』では、歴史的に空白になっている”無数の無名の后妃”の象徴として向を創作し、扶蘇・胡亥ではない子(麗)を産んだ妃、史書には名が残らないが確かに王を人として支えた誰か、というポジションを与えています。
Q2. 向は嬴政の”正室”なの? それともただの側室?
A. 作中では明確な「王后」「正室」の位を与えられた儀礼シーンは描かれていませんが、外部のキャラ解説や二次資料では「正妻」として扱われています。
もともと千人以上いる宮女の一人として選ばれた立場であり、その中で嬴政の子を産んだ”寵姫”から、事実上の后へと立場が変化していきました。
Q3. 向と陽の年齢差は?
A. 作中で「陽ちゃんは私より一つ年上の13歳」と向が語っており、これが明確な公式設定になっています。
向12歳・陽13歳の関係からスタートし、その後も年齢差は1歳のまま推移しています。
Q4. 嬴政との年齢差は?
A. 作中の年齢整理によれば、向は紀元前257年生まれ、嬴政は紀元前259年生まれ前後と説明されています。
したがって、嬴政が向よりおおよそ2歳年上というイメージで描かれています。
初登場時は向12歳・嬴政14歳でした。
Q5. 信と向に恋愛要素はある?
A. ありません。
信と向は物語序盤では出会っておらず、明確な絡みが出てくるのは嫪毐の乱で信が向と麗を救出する場面以降です。
そこでも”王の家族を守る将軍”と”感謝する王族”という関係で、恋愛的な気配は描かれていません。
信の女性関係は主に羌瘣・河了貂・カイネなどで描かれており、向は完全に嬴政側の人間です。
Q6. 向は「うざい」「苦手」と言われることがあるのはなぜ?
A. 一部ファンの間では、泣きがちでメソメソしている、自己評価が低くネガティブな独白が多い、戦場サイドの苛烈なドラマに比べると後宮パートが”ゆるく”見える、といった点から「うざい」と評されることがあります。
一方で、敵味方入り乱れる権謀術数の中で数少ない”何の策もない普通の女の子”、それでも娘を守るときには腹を括る、といったギャップを好む読者も多く、「かわいい」「嫁にしたい」といった評価も根強いです。
「かわいいけどうざい」と言われるのは、嬴政への想いが強いところに関係するようにも感じます。
ただそれを言っては「信もうざい」事になってしまいますし、まっすぐな向はけっこう気に入っているという読者も多いです。
Q7. 今後、向が物語に大きく関わる可能性は?
A. 嬴政が完全に実権を掌握し、六大将軍制度復活・趙攻略など軍事パートに物語の軸が移っている現状では、向が前線のドラマに直接関わる可能性は高くありません。
ただし、嬴政の精神的支柱、麗を通じた”家族パート”として、重要な節目で再登場する余地は十分にあります。
特に中華統一後の「平和な世」を描くなら、その象徴として嬴政・向・麗の家庭が再びクローズアップされる可能性は高いでしょう。
信の結婚展開などで、登場する可能性もあります。
Q8. なぜ”実子の母”なのに、史書に名前が残っていないの?
A. 『史記』など史料上、始皇帝の后妃はほとんど名前が記録されておらず、子どもたちも扶蘇・胡亥などごく一部しか固有名で語られていません。
そこで『キングダム』では、歴史的に空白になっている”無数の無名の后妃”の象徴として向を創作し、扶蘇・胡亥ではない子(麗)を産んだ妃、史書には名が残らないが確かに王を人として支えた誰か、というポジションを与えています。
Q9. 「うざい」と言われる一方で、なぜ熱心なファンも多いの?
A. 向推しのファンの間では、「地味」「普通」「戦えない」という要素こそが個性であり、だからこそ一途さや健気さが際立つ、戦記物の緊張感の中で向が出ると”ほっとする”、といった評価が繰り返し語られています。
また、”推しである嬴政を一途に愛してくれている存在”として、嬴政推しの読者からの支持も厚いです。
まとめ
戦闘シーンが圧倒的に多いキングダムですが、向や陽ちゃんの話を注目して読んでいっても熱いし面白いですよね。
呂不韋や太后が退場してからはあまり出番が無くなってきている向ですが、まだまだ活躍するところはあると思います。
これからも、向は要注目ですよ!






