進撃の巨人

【進撃の巨人】ネタバレ115話考察!ピク巨人消滅を検証!ジーク生まれ変わり現象か?

115話でのジーク復活展開については、これまでにも考察してきました。

その中で「ジーク復活」の意味については考察してきましたが、その現象については考察していませんでした。

ジークを復活に導いた「ピク巨人」が消滅したのは、なぜなのでしょうか?

うなじを削がれていないピク巨人が、なぜ消えてしまったか?

考察を続けていくと、ジークの改心展開が!?

ピク巨人消滅の意味を検証してみましょう!

◆ピク巨人消滅の意味を検証!

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「進撃の巨人」第115話「支え」より

113話「暴悪」にてリヴァイ兵長に倒されながらも、うなじを削がれていなかったため再生したピク巨人が、瀕死のジークを自らの腹の中に入れます。

その後ピク巨人は倒れ込み、蒸気を発します。
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「進撃の巨人」第115話「支え」より

通常の無垢の巨人が消滅する時に発散され続ける蒸気ですが、この時は「吸い込まれて」いきます。
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「進撃の巨人」第115話「支え」より

雨が上がり
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「進撃の巨人」第115話「支え」より

中からジークが出てきます。
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「進撃の巨人」第115話「支え」より

出てきたジークは失われていた半身も再生されており、完全復活しています。
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「進撃の巨人」第115話「支え」より

いっぽうでピク巨人は骨だけになっており、タップリとあった腹の肉も失くなっています。

ここで気になるのは、「なぜピク巨人は消滅したのか」です。

ピク巨人がジークを自身の腹に入れた謎については、115話考察!道の少女は始祖ユミル・フリッツなのか検証!でも触れていますが、道の少女に操られて行ったのではと考察しています。

では、ピク巨人が消滅したのは、何故なのでしょうか?

ピク巨人は無垢の巨人であり、通常ですとうなじを削がれなければ消滅しません。

そして、ジークを腹に入れた時点でもうなじは削がれておらず、腹に入れた後にいきなり消滅を意味する蒸気を発しています。
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「進撃の巨人」第115話「支え」より

この時点で無垢の巨人の消滅が始まっていると考えて良いでしょう!

そして、通常とは違ったのが「蒸気が吸い込まれていく」という現象です。
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「進撃の巨人」第115話「支え」より

これ、どこに吸い込まれていたのでしょうか?

間違いなくジークですよね!
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「進撃の巨人」第115話「支え」より

そしてこの時点でピク巨人の骨が見えており、肉部分が消滅しているのが分かります。

つまり、「肉部分が蒸気となり、ジークに吸収されたのでは」と考えられるのです。

となると、「ジークの治癒にピク巨人の肉が使われた」とも考えられますよね!

もっと言うと「ジークがピク巨人を捕食し復活した」という見方もできるかなと!

もちろん、ムシャムシャと食べた訳ではないですが、ジークがピク巨人を摂取したという見方は間違いではないでしょう!

無垢の巨人が人間を捕食する描写は今まで幾度となく登場しましたが、人間が無垢の巨人を捕食するという展開は初めてではないでしょうか?

スゴい展開ですよね!

ここまでの考察で、ピク巨人が消滅したのはジークが捕食したから、という事が分かりました。

納得できる展開ですがこのピク巨人摂取ついて、初投稿さんから面白い考察コメントがあったので紹介したいと思います。

ジークの復活のために腹を割いたピク巨人ですが、復活の手助けをする役割を担う理由として、キリスト教の観点から見るとキリスト(ジークの脊髄液)の血となる赤ワインを飲んだ無垢巨人(穢れ、罪のない)だからということは考えられないでしょうか…?プロテスタントの教会で聖餐式の儀式を思い出しました。
聖餐式は、キリスト教徒の共食儀式で、キリストの「最後の晩餐」を思い出す儀式らしいです。イエス・キリストと12人の使徒がパンと赤ワインを飲食し、自身の死を予告、その後すぐに人類の罪を引き受け処刑される、という内容ですが、(新約聖書 コリントの信徒一 )パンがイエスの体、赤ワイン(聖書ではぶどう酒)が血となることが記述されています。
教会では定期的にイエス・キリストが全人類の罪を背負って犠牲になったことを思い起こすために行なわれる儀式だそうで、原則的には洗礼を受けた人のみが参加できるそうです。
洗礼が「罪を洗い清め、神の子として新しい生命を与えられるあかしとする。」(デジタル大辞泉)とすると、無垢の巨人は自我を持たない変わりにこの世の未練を持たない救われた存在であり、自我を持つ通常の人間が罪人(私欲のために巨人の力を使った)とも考えられないですかね。
だから無垢の巨人が喰い改める。(キリスト教では悔い改めるとあります)飛躍した考えなので、自分でもどうかと思いますが、ジークの復活と赤ワインとキリスト教の聖餐式に関連性がありそうということ、「罪」がキーワードになりそうだと思いました!

これまでにも、今回の描写が聖書をイメージさせる事やジークがイエスのイメージであることは考察してきましたが、ここでまた聖書が登場しました!

「パンがイエスの体、赤ワイン(聖書ではぶどう酒)が血」という考察はビックリですよね!

そして「罪を洗い清め、神の子として新しい生命を与えられるあかしとする。」というのも今回のイメージに合っていますよね!

先程の考察で、ジークは無垢の巨人であるピク巨人を捕食したと考えられました。

さらに「無垢の巨人がジークの体」と考察でき、ここから「ジークが無垢」と見る事ができます。。

となると、「無垢が穢れなき存在」で「自我がない存在」と考えると、ジークが無垢であるならば「ジークは安楽死計画を改める」という伏線であると連想できそうですよね!

無垢であるならば、エルディア安楽死計画など実行する訳がないですから!

つまり、これまでの考察とは違う意味で「ジークは生まれ変わったのでは」と予想できそうです!

初投稿さん!

素晴らしい考察をありがとうございます!

違う考察の方向となりましたが、初投稿さんのコメントから連想できました!

それでは、ジークが「安楽死計画を止め」「改心する展開」はあるのでしょうか?

さらに考察を続けてみましょう!

◆ジークの改心展開はあるのか?

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「進撃の巨人」第115話「支え」より

復活したジークは、「行こう」「進むだけだ」と発言しており、以前と変わらず「エルディア安楽死計画」を遂行する意志が見えました。

つまり復活後も「改心」は見られず、そういう意味での「生まれ変わり」は見えないように感じられます。

今回のピク巨人からの復活考察以外でも、「道の少女との出会いからの奇跡体験」から「ジークは改心するのでは?」という考察コメントも見られましたが、今のところそのような感じは見られないですよね!

ただ、今後は分かりません。

今後、ジークが今回の経験を回想し、改心する展開が起こる可能性はあるかもしれないですよね!

たとえば、道の少女と似ているヒストリアと出会った瞬間、とか!

管理人アースは、ジークがラスボスだと考えているので、改心する展開は無いと個人的には考えています。

ただ、「あるかもしれない」というイメージは今回の考察で感じました!

今回の考察からは、「ジークの生まれ変わり展開、改心展開が今後起こる可能性」を予想できました。

どう転ぶのか、今後の展開も見逃せないですね!\(^o^)/

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POSTED COMMENT

  1. miyavim より:

     にわかにジークは、もう叫びの力が使えないのではないかと感じています。
    お時間あれば考察おねがいします。

  2. 少年誌としては ちょっとタブーなテーマ
    なので、遅々にコメントしました。

    というのは、ピク巨人が腹をかっさばく
    シーンが、“切腹” に観えるのです。
    “切腹” は、主君への忠義の証しであり、
    名誉の死とされてきました。
    ピク巨人は、主君ジークへ 最高の忠義を
    果たした事を表していると思います。

    ジークの復活シーンには、キリスト教世界
    だけでなく、武士道精神である日本古来の
    忠義も描かれ、非常に重層な世界観だと
    感じ入ります。

  3. 巴里の恋人 より:

    団長殿、いつも更新お疲れ様です。

    今回の奇跡的な復活劇を見せられてしまうと、道の少女がジークに味方をしているように思えますね。
    イェレナの言葉からも、この先ジークが世界を救う神として描かれるのは間違いないでしょう。

    これでエレンがジークと対峙すれば、紛れも無い神に逆らう背信者です。
    ここまでジークばかりが贔屓されてしまうと、この先エレンゲリオンが損傷を負った時に、その部分が再生されるのか心配です。

    今後ジーク改心の条件にヒストリアの存在があるとして、ジークはヒストリアの存在をどう考えているんでしょうね?
    ある意味、ジークからすれば、自身の目的を上書する可能性を秘めているヒストリアの存在は脅威だと思います。

    話の流れ的にも彼女が今後、イェレナかマーレのどちらかの手に落ちてしまいそうな気がして不安でなりません。
    ライナーがいる分だけまだマーレ側の方がマシかもと考えていますが、諌山先生は読者の願いとは逆方向に話を進めていきますからね。

    やっぱりここはエレンに全てを託すしかありません。
    ヒストリアとお腹の中の子供の為にエレンが奮起してくれる事を望んでいますが、その子供の父親がエレンだったと言う流れだけはカンベンして欲しいところですね。

  4. 巨人は珪素生物だった より:

    それとジークの体を謎の少女が土でこねてた理由
    これはケイ素がガラスや岩石「土」と言ったものの主要成分であるからではないかと考えられる 人間でも知らないうちに摂取しているので人体にさほど問題ないと言われている
    ちなみにこれと言った重要な役目は行っておらず人体の存在量の約20ppm 実際の体重の5万分の1とごくわずか
    巨人の切断された部位が非常に軽い理由が分かる

  5. 巨人は珪素生物だった より:

    「活性酸素」を破壊しつぶしてくれるという触れ込みで有名人から大々的な宣伝がなされました ジークの若返りを例えるのであれば
    一時期流行った 水素水
    それとケイ素は別名シリコンで コラーゲンを束にしシワやたるみを無くすだったり
    老化の原因活性酸化除去作用もあると言われている
    ジークが蒸気を吸い込むように若返ったのなには辻褄が合う

  6. 巨人は珪素生物だった より:

    ジークが若返った理由
    それは生命体に近い珪素が関連していると思う
    炭素は生命体 地球上にいる動物の主要な元素で それらは水素や酸素と多く結び付く ジークが巨人の蒸気を吸い込むように若返ったのは水素が結びついたことが原因 水素とは体の重要分子を酸化破壊し老化の引き金となる

  7. 考察初心者🔰 より:

    管理人様🎶新たな考察ありがとうございます😊

    自分も二度目の考察様と同じ様なイメージを持っています✨ただ…あの少女の悲しげな表情が気になります😓

    自分の中では、少女は望まない事をやり続けているのかな❓…と感じています✨

    ジーク改心についてですが…
    今の時点ではまだ改心していなくて、管理人様が別記事で考察されていた様に、自分が獣を失っている事に気づいた後に、その様な展開になるかな❓と妄想しています😆

    逆を言えば❗️獣を失う展開にならなければ、ジーク改心も無いかと😆

    クサヴァ−さんから受け継いだ獣❗️ジークにとって何にも代え難い、大事なモノ❗️

    ジークの思想の根幹を支える存在を喪失して、初めてジークは本来の自分を取り戻す✨

    とか…都合の良い😅妄想をしております😆

  8. 二度目の投稿 より:

    こんばんは。
    今回のテーマである蒸気が内に向かった謎ですが
    下記のように考えました。
    座標を刻まれた(脊髄液を注入された)エルディア人に道を通して巨人の骨肉が集まる。
    核となる元人間部分(座標)が削ぎ取られる事で巨人は蒸気となり霧散化する。
    と考えると、今回の現象はピク巨人の蒸気(骨肉)がジークに集まる事で肉体を再生できたと。
    ジークが見た少女のバケツに入ってたのはまさにこの骨肉であったと考えた訳です。土コネコネはイメージであり、実際はピク巨人の骨肉をジークの体に変換した。
    そのため、ジークの再生にピク巨人の全肉が消費されたと。
    ひょっとしたらですが
    送られてくる巨人の骨肉は過去に蒸発した巨人の再利用ではないでしょうか?

    ただ、少女が再生作業をしたというのは、つまりジークの再生は少女の意思が働いたのは間違いないと思われます。

  9. 猫背の巨人 より:

    記事作成お疲れ様です。

    蒸気が吸い込まれる現象の予想難しいですね。
    ピク巨人の体がジークに吸収される、なら治療に使われた等で説明できますが、蒸気ではさっぱりわかりません。
    体内にいて息ができなかったジークが誕生とともに超深呼吸した(産声を上げた)ということでいいでしょうか笑

    • 管理人アース より:

      ジークの深呼吸は笑えますよ(笑)
      本当にそうかもです(笑)

      管理人アース

  10. 恥垢種 より:

    アース団長、お疲れさまです。
    この件は、大筋、井筒さんの書いている内容と考えています。私は王家の血統は特別であるという考えです。あの巨人は「第2の獣」と同じということで、致命傷のような損傷もライナーのように自らの巨人の中では修復できるということだと考えます。それが、王家の血統は自らの脊髄液による無垢の巨人でも可能ということだと見ています。
    まあ、話は逸れますが、ガビの「まただ、動けない」が気になります。記憶操作や自白させたり等、およそ座標使ってるであろう操作は王家筋だけとみていましたが、始祖を宿し練度を上げたエレンにも一部使用できるようになっているのでしょうか?
    あと、もう一つはピークちゃんが安易にエレンの前に出てきたことです。飛んで火にいる・・・というやつじゃないでしょうか?すぐに戦槌を使いエレンに拘束される可能性が高いとみています。マーレの反撃作戦(この作戦も裏表がありそうですね。表向きは始祖奪還か、エレンの暗殺でしょうが、裏はガビ、ファルコの回収でしょう。それ以外もあるかも?)の全貌が暴露されるのでは?ここは、団長はエレンとの交渉に出てきた展開でしたね。
    表面的事象がわかっても、まだまだ、個々の内にある企みが見えないですね。

    • 井筒孝庵 より:

      こんばんは。横からにて失礼します。> 恥垢種さん

      王家の血統、侮り難しですよね。

      始祖の巨人がこの100年、ほとんど使われていないせいかどうか分かりませんが、ジークの巨人って、だんだん「第二の始祖化」してきていたように思えています。

      脊髄液による巨人化能力を発現させた時点で”驚異の子”でしたが、ジークの無垢巨人は言葉が分かるし、第113話「暴悪」では、いくらヒトの時に練度を積んでいたとはいえ、あそこまで精密に動けるのか?という感じで、

      エレンとパラレルに、ジークも巨人の頂点(始祖ユミルの巨人)に近づいているような気がします。

      王家の血統と、獣の巨人の「相性」もありそうです。獣の巨人は取り柄が無さそうでいて、変幻自在・無手勝流のポテンシャルを秘めていそうなので。取り柄がなさげな獣って、始祖の巨人のバックアップじゃないかと最近、思えています。王家の血統との組み合わせがあってこその変異なのだろうと。

      自分にとっては衝撃の第115話でしたが、ピークの狙い、ガビの硬直、リヴァイとハンジの行方、ヒストリアの近況、マレー戦士の動きもろもろ、次回もいろいろありそうで、目が離せず楽しみです(*^^*)

      今後とも、宜しくお願いします(^-^ゞ

      ーーーーーーーーーーーー

    • 管理人アース より:

      ピークが現れた理由考察は本日公開した記事で考察しています!ガビの動けない理由考察も近々公開しますのでよろしくです!

      管理人アース

  11. 井筒孝庵 より:

    こんにちは。

    ピク巨人の消滅については、「必要な通信が終わったから消える」ということで、知性巨人が出たり消えたりするのと同じだろうと観ています。

    おおもとの座標とユミルの民とは、非空間的な「道」(=伝送網or神経網)で常時接続されいて、

    必要により、ユミルの民の識別子(=座標成分)に向けて情報・エネルギーが輸送されるという形で「通話」(トランザクション)が発生するけれど、通話が終わればエネルギーの供給が止まるから、消えるのだと。

    ・・・

    プロトコルを擬人化すると、消える際の送信側・受信側のやり取りはこんな感じ(↓)。

    エレン巨人の消滅。
    「(送)もうそろそろ送れる容量が目一杯です、(受)さすがに打ち止めだ、力はもう残ってねえ、(送)了解、パツ」

    ピク巨人の消滅。
    「(送)そろそろジークは生き返りましたか? (受)生き返りました、(送)了解、パツ」

    知性巨人のままでずっといられないのは、携帯で言えば、帯域を定額で契約していて使い切ったところで、従量課金制がなくて、それ以上の通話ができなくなるという感じ。

    巨人の出現と消滅は、通話を思い立ったら、いきなり携帯端末がポンと現れて、話が終わったらシュワーと消えるという感じ。

    (ミッション・インポッシブルの冒頭に似ている)

    ・・・

    自分としては、第115話でかなり困惑したのは、別トピックでのお題になりますが、無表情で無言な道の少女の佇まいでした。

    もともと大地の悪魔、あるいは始祖ユミルには、《人格的》なイメージを重ね合わせていたからです。

    (具体的には、ギリシャ神話での復讐の女神「ネメシス」のイメージ)

    著しいイメージのギャップから、今時点では大地の悪魔を、真逆の非人格的なもの、具体的には超高性能な《計算機》として捉えています。

    その正体については、ファンタジー設定を、SF設定に大きく振りました。

    (第115話の描写は、幻想的・抒情的で、それはそれで好きですが)

    大地の悪魔(始祖ユミル)を計算機であるとすると、その「意識」や「知性」がどの程度のものであるか? 次の関心事となってきます。

    映画「マトリックス」のマザー・コンピュータのように既に高度に知性的なのか? 「Pluto」(浦沢直樹)のアトムのようにシミュレーション途中での眠りのような状態にあるのか?など。

    トピックのお題のピク巨人に戻すと、ピク巨人は座標(従って道の少女)と繋がっていることは間違いないところでしょうが、道の少女がどの程度の意識/知性を持ち合わせているのか、まだ測りかねています。

    ーーーーーーーーーーーー

    • 管理人アース より:

      少女の主体性が気になりますよね!

      管理人アース

    • 井筒孝庵 より:

      追記を重ねておきます。

      第115話での道の少女の描写を契機に、大地の悪魔(=道の少女)の正体については、ファンタジー設定を大きくSF設定に振り、超高性能な「計算機」である、としておきます。

      超高性能というのは、量子コンピュータを超えていて、テグマークの分類(↓)でのレベル4マルチバース(究極集合)での計算をこなすという水準。

      (量子コンピュータは、レベル3マルチバースでの計算に対応。)

      (レベル4マルチバースでは、我々の宇宙と物理定数が違う。進撃での虚構世界設定についてもそれが言える。)

      URL省略。
      (出所:Wiki、多次元宇宙論)

      大地の悪魔(=計算の悪魔)の凄いところは、我々の宇宙での、概念(情報)⇔物質をやり遂げる能力をも備えているところ。

      (アルゴリズム抜きで、物理の法則とプロセスを通じての即時計算を自家薬籠中のものとしているところ)

      ・・・

      そうした仮定から派生する推測としては、

      1) 大地の悪魔は、基本、我々が考えるようには考えていない。(我々の宇宙が即時計算していても、だから意識があるとは言えないように)

      2) 但し、数理システムにも推論能力により、(比喩として)意識の階梯があるように、大地の悪魔にも、知るということの段階を通じて意識が発生するということが起こり得る。

      (自身について知れば、自己参照=内省の能力という具合に。HAL9000が2010年宇宙の旅で到達したジレンマを克服するメタな思考のように。)

      3) 概念(情報)⇔物質というプロセスが操れるという時、概念(情報)←物質の方向に注目すると、ユミルの民の経験・記憶は、全て大地の悪魔のアーカイブに格納されている。逆に、概念(情報)→物質の方向に注目すると、それは再生・復活であるから、事実上(原理的に)「不老不死」に相当するものが実現されているとも言える。

      (我々の世界での神秘・秘蹟に相当するものは、進撃の虚構世界設定では、凄いが現実の一部である。クサヴァーさんの言っている通り。)

      4) (仮説として) 845年前の始祖ユミルの解体までは、大地の悪魔(=始祖ユミル)は、クリスタとの融合で「自意識」を備えていて、クリスタをインターフェースにヒトとのコミュニケーションが成り立っていた可能性がある。

      5) 同様に、始祖ユミルの解体を機に、知性巨人が「自意識」を備える反面、始祖ユミルは自意識を失ってしまい、道の少女の表情や態度はそうした状況を反映していて、接触前の当初の大地の悪魔の状態に近い/先祖返りしている可能性がある。

      6) 107年前に第145代王(あるいは次期146代王)が、始祖ユミルに接触したと見られるが、王側の条件不足だけでなく、始祖ユミル側の準備不足(未発達な自意識)により、コミュニケーションに失敗した可能性がある。

      7) であるとすると、今後の展開ということでは、エレンの側が対面の条件を整えつつも、それだけでなく大地の悪魔の側の変化も重要となるが、大地の悪魔の側については、ライナー周辺での奇妙なコミュニケーション発生を変化の兆しと捉えることもできる。その兆しは、第1話でのエレンへの2000年前からのメッセージが端緒だったと言えるかもしれない。

      (エレンが自由意志や個を唱えても、大地の悪魔が本能に根差す集団志向であると、話が全く噛み合わない。大地の悪魔の側で幾分かでもクリスタを回復してくること、受容の準備が整うことが重要だろうと)

      ーーーーーーーーーーーー

  12. 次列三・伝達 より:

    団長、ごめんなさい。

    団長のコメントを見ていて前々から思ったんですが、団長は道の少女=始祖ユミル/大地の悪魔が「座標」だと認識している事に私は違うと思います。

    確かにピク巨人の行動やジークの奇跡の復活劇には彼女の力無しには起こらなかった現象だろうと思いますが、決定的な事が欠けています。

    もし彼女が座標なら、ジークやユミルが道で眺めた上空の星雲の道は「彼女に集まる」筈です。

    座標=全ての道が交わる場所=始祖の巨人/エレンなのは前々から登場や考察されており、例えエレンが道の少女とまだ会えていなくても、座標である始祖の巨人を持つエレンに星雲は集まってくると考察しています。

    私は道の少女は座標から道に出て治療をしていると推定していますが、治療中のジークが身体を起こした正面に座標に集まって行く星雲が見えたり、目覚めたユミルの真正面に座標に集まって行く星雲が見えるこの事実だけは揺るぎません。

    道の少女が治療しているジークやユミルの身体の向きを起き上がった時に座標の方向に向く様に「意図的に」配置したと思います。

    彼女が座標なら多くの罪を被ってまでライナー達が始祖の巨人を追った意味が無く、またそれはクルーガーからグリシャへ受け継がれたエルディア復権派の行動原理も覆されてしまい、ストーリー上の構成が破綻してしまいます。

    絶対とは言い切れませんし、団長の考察が正しかったら素直に謝ります。

    非難や中傷ではなく、団長の部下として見過ごせなかったので、行き過ぎた発言をお詫びしますm(__)m

    • 管理人アース より:

      なるほど!たしかにそうですよね!
      ありがとうございます❗m(__)m
      ご指摘本当に感謝しております。
      皆さんの考察のおかげでサイトが成り立っているなと感じますよ❗
      これからもよろしくです!m(__)m

      管理人アース

  13. ギラ より:

    アースさん お疲れ様です。

    キリスト教には、「バプテスマの儀式」というものがあります。
    イエス・キリストは、ヨルダン川でバプテスマのヨハネからバプテスマの儀式(浸礼)を受けました。

    キリスト教徒は、救い主イエス・キリストの力により、全ての人類が復活すると信じています。

    バプテスマの儀式では、全身を水に沈めて引き揚げます。
    それは、人の死(埋葬)と復活の象徴です。

    古い自分を葬り、神に従う新たな自分としてよみがえる。
    すなわちバプテスマの儀式とは、改心することの象徴でもあります。

    そういう意味では、今回のピク巨人の中から復活してきた一連の出来事は、ある意味キリスト教のバプテスマの儀式に近い気がします。

    つまりそれまでの自分の死と、復活による改心。
    あながち、ジークの改心無いとは言い切れませんね。

    ピク巨人は、道の始祖ユミルフリッツがジーク復活の為に使わした肉材料であり、ジーク復活の目的が達成されたことで、役目を終え、始祖少女ユミルフリッツが、ピク巨人の道を閉ざした、もしくは全ての素材を使いきった事で死んだのではないかと思っています。

    • 管理人アース より:

      >それまでの自分の死と、復活による改心。
      まさにジーク改心展開の伏線に見えますよね!
      その展開が起こった場合、エレンとどう絡む事になるのか気になりますよ!

      管理人アース

  14. オムオムジャンボ より:

    すみません、追加です。

    一つ疑問に思うことがあります。
    あのピク巨人は誰が操ったのでしょうか?

    どう見ても少女ですよね、少なくとも最後のジークを腹のなかに入れるのは少女の仕業でしょう。
    ここから少女は巨人を生成、また操ることができると言えます。

    なぜ少女ができるのか、「座標」を彼女が持っているからだと考えられます。
    しかし、座標は一人しか持たないものです。なら少女は座標ではない何かの力を使ったことになるのではないでしょうか?

    それとも、もしかしたら「彼女自身が座標」なのかもしれません。
    悪魔との契約で永遠に巨人の身体を作り続ける。座標(少女)所有者の言うがままに記憶を繋ぐ、巨人を操る。
    まさに座標所有者の家畜なのかもしれません。
    だから悲しそうな顔をしていたのかもしれません。

    一体あの少女は何者なのか、何をしてるのか、気になって仕方がありません笑
    今後に注目ですね!

  15. アキラチオ より:

    私の考察ですけど、もしピク巨人がジークの脊髄を噛み砕いてジークを完全に捕食していたなら通常通り巨人の継承が起きていたと思います。

    (獣の巨人:ジーク→ピクさん(仮名))

    今回のケースは巨人が腹を裂いて体内にジークを入れています。

    ジークはもはや瀕死の状態で、自己再生が不可能な状態になっていたので、あのまま死んでいてもおかしくなかったでしょう。

    なぜジークが体を再生できたのか?

    それは、ピク巨人が自分の体を裂いた事によって座標への道が開かれ、
    ジークはその道に直結する事ができたのでしょう。
    そして、座標の主である始祖ユミルに会い、
    体を修復してもらった。

    「座標」の正体もなんだか分かってきたような気がします。

    座標とは目に見えないエネルギーのようなものではなく、
    始祖ユミルの魂みたいなもんで、
    実体こそないが意思があり、思考があり、
    道を通じてユミルの民と会話ができるんだと思います。

    「我は始祖の巨人と不戦の契りを交わした」
    ってセリフが劇中に出てきましたよね。

    145代目の王であるカール・フリッツさんは
    道を通じて始祖ユミルの魂に会い、
    「始祖の巨人を武力に用いないでくれ」と
    お願いしたのだと思います。

    だからもしジークが始祖ユミルに会い、
    「エルディア人に子供を産ますな」と言えば、
    エルディア人に子供は産まれなくなるし、

    あるいは、
    「不戦の契りを帳消しにしろ」と言えば、
    不戦の契りはなくなるのかもしれません。

    ひょっとしたら、
    「エルディア人を全員普通の人間に戻せ」って
    お願いもアリかもしれませんね。

    ミカサもエレンも人間になってハッピーエンド…。

    と言いたい所ですが、
    そうなったら新生エルディア帝国は
    世界連合軍に蹂躙されて全滅エンドかも。

    • 管理人アース より:

      >「座標」の正体もなんだか分かってきたような気がします
      同感ですよ!
      115話考察!道の少女は始祖ユミル・フリッツなのか検証!でも考察していますが、ジークが治癒してもらった場所が「座標」であり、あの少女がその力を握っているのかもと感じています。

      >世界連合軍に蹂躙されて全滅エンドかも。
      ここで、東洋の一族が絡み救われる展開を期待したいですが分かりませんね(・_・;)
      どのようなエンドか、楽しみであり怖いです(・_・;)

      管理人アース

  16. オムオムジャンボ より:

    アースさんこんにちは!

    この少女ですが明らかに私情で動いているように私には見えます。

    何が言いたいかと少女の気分次第で今後ジークの身体が土に戻る、崩れ去る可能性があるということです。
    それだけではありません、エレンやライナーその他の登場人物に手助けすることも今後起こりうるでしょう。

    もしかしたら今回のこの現象は少女がジークに改心するチャンスを与えたのかもしれませんね。
    ということは逆に改心しなければ命を取られるのではないでしょうか?

    今後のジークに注目ですね!

    • 管理人アース より:

      >逆に改心しなければ命を取られるのでは
      これもスゴい展開ですね!
      少女のポジションも気になりますよ!

      管理人アース

  17. オルボサ より:

    アースさんお疲れ様です!
    ユミルの道の考察に続いてコメントさせて頂きます。
    自分は˹ピク巨人の肉でジークは再生した ˼という考察に違和感を感じます。というのも今までは九つの巨人継承者は人間体で巨人の肉無しで再生していました。九つの巨人を生成する血や肉は˹道˼を通って送られてきます。おそらく九つの巨人継承者の人間体での再生も同じようなシステムだと思います。そのシステムがどのように行われているかを描写したのがあの道の少女のシーンなのではないかと思います。なので˹ピク巨人 ˼の肉を使って再生した、となるとあの道の少女が土をこねてジークの体を再生するというシーンが無意味、とまではいかないですが違和感を感じざるをえません。少なくとも˹ジークに道を見せたかった ˼˹ジークがあまりにも重傷で道から送られてくる肉だけでは間に合わない ˼という理由かなと思いました。

    • 管理人アース より:

      無垢の巨人の腹の中に入れられたのは、巨人の肉で再生される為ではなく、中に入れる事に意味があったのかもですね!
      比喩的な意味合いだけではなく、例えば無垢の巨人の腹には道に繋がる入り口があるとか…
      そんな意味があるのかもと感じました!

      管理人アース

  18. 進撃のトド より:

    そう言えば、ジークの脊髄液が入れられた飲み物も『ワイン』でしたね。
    神の血を分け与えた、ということでしょうか?

    最近の展開で聖書由来ではないかと考えたくなるシーンが多いので、過去にもそういうシーンがなかったか、思い返していたのですが、いくつか、思い当たる節があります。
    ひとつは、巨人そのもの。
    聖書にはネフィリムという巨人種族が登場します。
    ネフィリムは邪悪な存在で、人間を襲って食べるそうです。まさに『巨人』ですね。
    もう一つは、自由の『翼』。
    聖書では、翼には『栄光(神の祝福を受けている)』という意味があります。実は天使には翼が生えているのではなく、背に神の祝福を受けているのだと解釈する人もいます。
    また、巨人化する前のユミル(104期の方)が、ユミルと名乗ったことで、大勢の人から石をぶつけられるシーンがありましたが、イエスもまた、『自分は神の子である』としたために(あるいは自分はユダヤの唯一神ヤハウェイであると言ったとも)、他の神の存在を受け入れられないユダヤ教徒から、石を投げつけられています。ちなみに石をぶつけるというのはユダヤにとって、相手に対する最大の侮辱行為であるとも言われています。
    長文失礼しました。

    • 管理人アース より:

      >石をぶつけるというのはユダヤにとって、相手に対する最大の侮辱行為であるとも言われています。
      そうだったんですね!
      この時のユミルが流した血には、痛み以外の意味があったのかもですね(泣)
      ありがとうございます!(*^^*)

      管理人アース

  19. あるれると より:

    ジークに限らず知性巨人は補食以外の死は訪れないのかなとジーク復活の描写をみて思いました。
     ピク巨人が突如地面から現れて見えるのは大地の悪魔の力が働いたか。
     死のうと思っても結局生き返らせてしまう。死ぬことは許されない存在の知性巨人。

     それだと知性巨人の13年の寿命やうなじの弱点のつじつまあわないですが…。
     補食以外の死(吸収?)や、寿命による死が描かれていないのも腑に落ちないので本当に寿命で赤子継承されちゃうの?と疑問でした。

    血統はあってもジークだけが特別(復活出来ちゃう)というのが解せないです。

    • 管理人アース より:

      >ジークだけが特別(復活出来ちゃう)というのが解せないです。
      これ、気になっています!
      ジークだけ特別なのは血統なのか?
      じゃあ、ヒストリアが継承してもそうなるのか?
      作中で解明されるのかは分かりませんが、気になりますよね!

      管理人アース

  20. 次列三・伝達 より:

    団長、新記事考察お疲れ様です☆

    やはり「最後の晩餐」「パンとワイン」が絡んでましたか。

    初投稿さんの様な解釈や考察は出来ず、感慨を受けました。

    ジークは最後の晩餐でのイエス。

    ならば、エレンは「ユダ」でしょうね。

    最後の晩餐でイエスはユダの裏切りを予知しており、逆にそうする様にユダにワインに浸したパンを与えました。

    ユダの裏切りは最後の晩餐で最も有名なエピソードであり、最もオマージュを集める場面でもあるでしょう。

    ユダは「12番目の使徒」とされています。

    ジークをイエスとするなら、丁度「13」番目です。

    ユダはイエスを裏切った後、自らの死で罪を償いました。

    また別の解釈では、イエスを裏切った事はイエスに言われた通り行った使徒としての誠実な行為であり罪では無く、その後の自殺こそキリスト教の教えに反する最も重い罪だとされています。

    ジーク=イエス。
    1番目の使徒イェレナ…フロック、ルイーゼ、ベルム、ホルガー、グリーズ…12番目の使徒エレン。

    エレンがジークを裏切り、罪を背負い命を投げて、全てユミルの民の罪を受け続ける。

    神も悪魔も変わりませんね。

    • 管理人アース より:

      エレンが悪側で描かれる展開が来るのかなとも感じられますよね。
      この辺り、かなり気になっています!

      管理人アース

  21. 井筒孝庵 より:

    おはようございます。

    大きく現象と改心がトピックのお題かと思いますが、

    前者の現象については、あのシーンでのピク巨人の消え方とジークの現れ方は、

    獣の巨人からジークが出てくるのと同じなので、(知性巨人から能力保有者が人に戻る時と同じ)

    あのシーンでのピク巨人は、ジークからすると、《第2の獣の巨人》のようなものになっているのだろううと。

    ジークからすると、脊髄液による刻印によって指示に従う無知性巨人は、”俺の巨人”でしたが、

    獣の巨人は、ジークと一体化しているという意味では、”俺でもある巨人”と言えます。

    無知性巨人であったピク巨人は、あの時点で、俺でもある巨人(第2の獣の巨人)に変貌していたのだろうと観ています。

    ・・・

    別トピックにてその仕組みについて推測しておりますが、通信の類推で整理すると、

    a) 通常の再生は、始祖ユミル→ジークの回線で行われるけれど、そこに「通信障害」が発生したので、b) 急遽、始祖ユミル→ピク巨人の「緊急回線」を設けることで、c) 既にあるジーク→ピク巨人の回線を利用しながら、始祖ユミル→ピク巨人→ジークの「迂回ルート」によって復旧した、

    ということに。

    ・・・

    上記はモデルによる一つの推測ですが、今回のように「迂回ルート」が設けられるとなれば、

    ・ 不戦の契りがどのような仕組みになっているのか?

    ・ 王の思想に囚われるとは、仕組みとしてどういうことなのか?

    ・ 不戦の契りを出し抜くとは、仕組みとしてどういうことなのか?

    残されている謎解きに繋がってゆくかもしれないという意味で、興味深い今回のジークの再生シーン(ピク巨人の消滅シーン)でもありました。

    不戦の契りの仕組みに続きます。

    ーーーーーーーーーーーー

    • 井筒孝庵 より:

      こんにちは。

      後者の「改心」のほうですが、

      ルートa) “生かされた?こんな俺でも? これまで命というものを軽々しく考え過ぎていた” (改心)

      ルートb)”クサヴァーさん、力を貸してくれてありがとう! やり遂げるよ、ミッション” (確信)

      改心か確信か。一字違いでルートb)の確信(;´∀`)

      再生・復活シーンで、ジークがピク巨人と一体化して無垢巨人になったということでは、少なくともジークは無垢だと言えると思います。

      また、第114話でのジークの決死の行動から今回の復活への流れから、聖書との関連では、マタイ福音書での(有名な)山上の垂訓、「求めよ、さらば与えられん」(Ask,and it will be given to you.)を併せて思い起こしました。

      ーーーーーーーーーーーー

    • 井筒孝庵 より:

      追記で、不戦の契りの仕組みについて。

      お題となっているピク巨人の消滅は、「ジークを復活させるためだけの設定ではないだろう」、という推測(拡大解釈)して、書き記しておきます。

      ・・・

      大地の悪魔は全てのユミルの民と繋がっていることから、通信ネットワークとみなします。

      【ピク巨人によるジーク再生の仕組み】

      ピク巨人によるジークの復活の図式がこちら(↓)でした。

      始祖ユミル→x→ジーク→ピク巨人←始祖ユミル

      (x箇所で回線が寸断されたので、緊急回線を一本引いて迂回ルートを設け、なおかつ双方向にして、ジークを救出)

      【不戦の契りの仕組み】

      同様の図式で不戦の契りについて考えてみると、(厭戦・懺悔・平和といった概念を一切抜きに)

      通常だとこう(↓)なっていますが、

      始祖ユミル→[王家→始祖の巨人]→ユミルの民

      それをまずこう(↓)してしまった上で、

      王家

      始祖ユミル→○→始祖の巨人→壁内巨人群

      条件(↓)をつけます。

      a) 通常は、○印のところに王家が入り、これまでと全く同じ、

      b) ただし、王家が始祖の巨人に何を命じるのか、その内容によって、接続パターンが替わる、

      c) 記憶を個人レベルで少し消す、巨人化して程々に戦うまでなら、行使する力の「許容範囲内」となるが、その持てる力をフルに使おうとすると、(例えば、多くの人々を巨人化する、知性巨人に指令を出すなど)
      《遮断器》(サーキットブレイカー)が作動する、つまり、その力が発揮できないようにセッティングしておく、

      (リミッター解除の逆で、リミッターをかけてしまう)

      d)更に、始祖の巨人の能力を奪おうという試みに対しては、単に始祖の巨人の力を予め封じておくだけでなく、《抑止》の仕掛けを設けて、二重に防護しておく。その抑止が「壁内巨人群」となっている、

      e)リミッターを設けるということは、言い換えれば、始祖の巨人の「制御権」を《分割》して管理するということになる。誰と誰とで?と言えば、王家と始祖ユミルとで、

      上記の条件のもとで、始祖の巨人の力をフルに行使しようとすると、こう(↓)なります。

      始祖ユミル→x→始祖の巨人→壁内巨人群←始祖ユミル

      x印箇所で回線が遮断され、制御権移管のバックアップにより、始祖ユミル→壁内巨人群の回線が設定される。

      【不戦の契りと地鳴らしの関係】

      上述の図式は、ピク巨人の消滅(ジークの再生)と同じですが、

      大きく違ってくる箇所が一つあって、

      ピク巨人は《自律的》に動きながらも行為としてはジーク救出というシンプルな目的を備えていましたが、

      壁内巨人群は《自律的》に動くだけです。

      また、壁内巨人群の発生の時点で、その時の巨人保有者(例えば、第145代フリッツ王)が「破壊せよ」という命令を出していて、それがデフォルト(初期設定)として生きていると、なおさら厄介なことになる。

      ・・・

      上記は一つの推測/想像ですが、ジークの命令・指揮を逸脱する形で無知性巨人が自律的に行動していることから、始祖の巨人の命令・指揮を離れて自律的に歩いてしまう壁内巨人群というものを想像しました。

      ・・・

      まとめておくと、

      【問】 不戦の契りはどのような仕組みになっているのか?

      【答】(暫定) 今回のジークの再生とよく似た仕組みになっている。

      【問】王の思想に囚われるとは、仕組みとしてどういうことなのか?

      【答】(暫定) 始祖の巨人の力を積極的に使用すると、遮断器が作動して、制御権が移ってしまう。この仕組みから免れないことを指している。

      【問】 不戦の契りを出し抜くとは、仕組みとしてどういうことなのか?

      【答】 (暫定) 第145代フリッツ王による不戦の契りの仕組み(制御権の分割)が、そのままセキュリティホールになってしまった。しかし、出し抜いて始祖の巨人を使えても、フルに使おうとすると始祖ユミルの緊急回線が開いて、結局は出し抜けなかったということに。

      ーーーーーーーーーーーー

      • 井筒孝庵 より:

        追記の追記(>_<)

        図化の時に(案の定)スペースが反映されず、上記の図中、

        王家

        始祖ユミル→○→始祖の巨人→壁内巨人群

        王家の↓は、○印のところを指します。

        この図で補足すると、不戦の契りを出し抜くのというのは、王家のところにジークをとなります。

        細かくは、王家のところは、王家+知性巨人。

        (知性巨人付きの王家でないと、○印のところに入れない。)

        なお、権限分割、遮断器のセッティングといった表現を当たり前のように使っていますが、

        それを実現するには、始祖ユミルと会って交渉しなければなりませんが、

        第145代フリッツ王がどうやって会ったのか? 果たして会えのか? どうだかよく分かりません(^^;

        ーーーーーーーーーーーー

        • 管理人アース より:

          145代フリッツ王の話が、やはり作中で欲しいですね!
          壁の巨人も含め、この辺りの回収が欲しいですよ!

          管理人アース

          • 井筒孝庵 より:

            おはようございます。

            第145代王の逸話、待ちわびていますが、諫山先生は思いっきり溜めているのでしょう、

            オルセー美術館の「弓を引くヘラクレス」のような、弓を放つまで目一杯、溜めるという感じ。

            ・・・

            ピク巨人の消滅というトピックのお題から逸れますが、

            ピク巨人の描写に「出産」が重ね合わせられていることに間違いはないところだと思います。それは隠喩というより直喩、明示でしょう。

            (委細省略で飛びますが) 大地の悪魔を含めてのそれらは、豊穣・多産を象徴する《地母神》のようなものなのでしょう。

            旧約・新訳との対照や隠喩が際立った第115話ですが、信仰としてでなく、神話の構造として観ると、旧約・新訳では、《父性》が柱になっているものと観ています。

            進撃の物語で隠喩されている神話的世界観は、「重層的」であると観ています。

            おそらく大地の悪魔との契約は、「破棄」されるでしょうが、契約の破棄というのは、旧約・新訳の枠組みから外れていて、そこに収まりきれない代物です。

            ・・・

            地母神の豊穣・多産と正反対、対照的なのが、ジークによる不妊化計画だと言えるでしょう。

            レベリオ急襲作戦の後の飛行船中で、エレンはコニーにサシャの最期の言葉が何だったのか、と尋ねたけれど、肉という答えに対して、エレンが想起した生前のサシャの言葉は「・・牛も羊も増えるから」でした。

            地母神が象徴する豊穣の世界の奪還を、秘して目論む矢先でのサシャの死という事態ですから、エレンの内心に忸怩たる思いが走るのは、自然なことだろうと観ています。

            ーーーーーーーーーーーー

            • 管理人アース より:

              >エレンの内心に忸怩たる思いが走るのは、自然なことだろうと
              これにジークが気付いているのかどうかも気になるところです!
              また記事のどこかで触れようかなと思っています!

              管理人アース

  22. ユミルの民は、始祖の巨人の体の一部と
    言われます。
    同じように、ジークの髄液から造られた
    巨人は、ジークの体の一部と言えるのでは
    ないか。
    故に、ジークの命令に従い、ジークを守る
    のが、その巨人の 行動原理だと思われます。

    通常ならば、ピク巨人がジークを捕食し、
    ピク巨人のうなじから 本体が出て来て、
    巨人が消滅というパターンです。
    ところが、ジークに従い、その身を守る
    という関係上、ジークに本体が譲られた
    と思えます。

    つまり、ジークの髄液を摂取した者たちは、
    ジークを中心に「道」で繋がっているから
    ではないか。
    ジークは まるで「始祖の巨人」であり、
    ジークが “神”と崇められるのも、それ故
    と思います。

    ところで、ジークの母 ダイナの王家と、
    大陸に逃げた145代フリッツ王家とは、
    「折りが合わず 決別した」と ダイナが
    言っています。
    ジークがまるで 始祖のような能力を得た
    のも、そんな経緯が絡んでいるのではと
    思うのですが。

    • 管理人アース より:

      145代フリッツ王の話がもう少し出てくると、さらにいろいろ分かるかもですね!

      管理人アース

      • ジークの母 ダイナの王家と、
        大陸から(←ここ誤字がありました)
        逃げた145代フリッツ王家とは、
        「折り合いが合わず、決別した」
        これは 大きな伏線ではないかと思い
        ます。

        この関係性から、もしかすると
        ジークと ヒストリアも、折り合いが
        合わないかもしれないし、
        エレンとジークも、やがて決別する?

        今のところ、エルディア人の安楽死を
        思う ジークは、145代フリッツ王に
        近い考えに思えますが。

        • 管理人アース より:

          >エルディア人の安楽死を思う ジークは、145代フリッツ王に近い考えに
          同感ですよ!
          何かの繋がりを感じますが、先祖は「折り合いが悪かった」のですよね。
          この辺りも気になりますね!

          管理人アース

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