進撃の巨人

【進撃の巨人】ネタバレ117話考察!タイトル「断罪」の意味を検証!エレンの気持ちか?

117話「断罪」が発表され、読み終わった直後真っ先に疑問に感じたのは「タイトルの『断罪』は何を意味しているのだろう?」でした。

「断罪」というと「相手の罪を裁く」や「罪を償わせる」みたいなイメージを抱くのですが、それは間違っているのでしょうか?

もしかしたら、けっこう深い意味が込められているタイトルなのでしょうか?

それとも、何かの伏線になっているのか?

意味を調べ検証してみましょう!

◆117話タイトル「断罪」の意味とは!

まずは「断罪」という単語の意味を見てみましょう!

1 罪をさばくこと。罪に対して判決を下すこと。断獄。「責任者を断罪する」
2 斬首の刑。斬罪。うちくび。

goo辞書より

管理人アースがもともと持っていた「断罪」の意味は、1の方ですね。

「罪をさばくこと」が一般的な意味でしょう。

2の「斬首の刑」は知らなかったですね。

上のTwitterのツリーにあるsukekiyoさんの言われていた意味がこれなのでしょう。

sukekiyoさん!

素晴らしい考察、ありがとうございます!

そう考えると、「始祖を奪い返す為にエレンのうなじを狙う意味も被せてあるのかなぁ」というsukekiyoさんの考察はありそうな気がしますよね!

「罪を裁く」というだけではなく、今回のライナー、ポルコ達の「エレンの始祖奪還」という展開を表しているのかもですね!

ツリーでは、その他にあしゅけさんの

「子供を捨てて逃げたことを三人に告白した後に自殺したおじさんが『誰かに裁いて欲しかったんじゃないか』という呟きにも重なる」

「断罪、convictionは不退転『信念を持ち何事にも屈しない決意や覚悟』という意味もある」

という考察がうなずけますよね。

「誰かに裁いて欲しかったんじゃないかな」という呟きは、第99話「疾しき影」でのベルトルトのセリフですね。
2019-05-18_054837

「進撃の巨人」第99話「疾しき影」より

これは三人の子どもを見捨てて逃げたおじさんの独白についての、ベルトルトの考えを表しているセリフでした。
2017-08-08_021852

「進撃の巨人」第96話「希望の扉」より

「誰かに裁いてもらいたい」からの「断罪」は、イメージとしてたしかに繋がりそうですよね!

「罪」つながりといった感じでしょう!

では、現在誰が「裁いてもらいたい」と思っているのでしょうか?

以前はライナーでしたが…

ここで注目したいのは、同じくあしゅけさんのもう一つの考察である「conviction」です。

「conviction」は「断罪」に当たる単語です。

そして同時に「conviction」には不退転『信念を持ち何事にも屈しない決意や覚悟』という意味もある、というあしゅけさんの考察となっています。

これ、面白いですよね!

こちらでも調べてみたのですが、「断罪=conviction=不退転」となり、convictionには「確信、 信念、説得、納得、罪の自覚、悔悟」という意味もあるようです。(コトバンクより)

おそらくconvictionには、断罪から罪を自覚し、そこから決意を持ってやり直すみたいな意味まで含まれているのでしょう!

つまり、タイトル「断罪」には「裁いてもらいたい」というよりも、そこからさらに発展し「罪を自覚し、決意の元に屈せずやろう」という意味が持たされているように感じられますよね!

あしゅけさん!

素晴らしい考察をありがとうございます!

では、この「罪を自覚し、決意の元に屈せずやろうとしている人物」は誰を指しているのでしょうか?

つまり、117話タイトル「断罪」は誰を指しているのでしょうか?

これはやはり、エレンのように管理人アースには思えます。

◆タイトル「断罪」はエレンを表しているのか?

2018-07-07_024857

「進撃の巨人」第107話「来客」より

107話でエレンがハンジにキレた理由は「ヒストリアを犠牲にしなければいけない方法を自分がとっているから」だと管理人アースは考えています。

もしかしたら、ジークも騙さなければいけない自分に対して怒っているのかもしれません。

つまり、エレンは大きな目的の為にやりたくはない「ヒストリアを犠牲」や「ジークを騙す」ということを行おうとしているのでしょう。

これにはもちろん「レベリオ区強襲」も含まれているのだと思われます。

そう考えると、今回のエレンが大ピンチに陥っても決して諦めない描写というのは、「それくらい大きな犠牲を伴ってやっているのだから、諦めるわけにはいかない」という決意の表れのようにも見えますよね!
2019-05-08_053005

「進撃の巨人」第117話「断罪」より

「アアアアア」という叫びは「ヒストリアやレベリオで犠牲にした人を無駄にしないためにも、俺は止まれない!」というようにも見えますよ!

つまり、「断罪=conviction」の意味である「罪を自覚し、そこから決意を持ってやる」は、まさにこのエレンを指しているのではと察せられますよ!

今回のタイトル「断罪」には、エレンの気持ちも含まれているのかなと感じられますよね!

もちろん、最初の「斬首」という意味からのマーレ側の作戦である「始祖奪還」も含まれているでしょう!

諫山先生お得意のWミーニングかなと!

今回の考察でタイトル「断罪」は「エレンの気持ち」「始祖奪還」を表していると考察できました!

今後の展開でさらに別な意味も見えてくるかもなので、117話タイトルは今後も要注目ですね!\(^o^)/

117話「断罪」あらすじ考察まとめ!
117話考察!獣の巨人登場からジークの任期と伏線を検証!
117話考察!エレンの表情を検証!リヴァイを待っていた?
117話考察!エレンが戦った理由を検証!

すべてのアニメやマンガ見放題
ワンピース、キングダム、呪術廻戦などを無料で楽しむ方法

ワンピース、キングダム、呪術廻戦などのアニメやマンガを楽しむならU-NEXTがおすすめです!

今だけ31日間の無料トライアルがあるので、ワンピース、キングダム、呪術廻戦などが見放題です!

初回特典でU-NEXTで「600ポイント」が無料でもらえるので、漫画1冊無料で見ることができますよ!

U-NEXTは解約もワンクリックでできるので、安心して無料トライアルを楽しめます⭐️

\無料キャンペーンあり/

U-NEXT公式ページ

31日間無料トライアル

POSTED COMMENT

  1. 進撃できない老兵 より:

    アース団長お疲れ様です。恥ずかしながら、40代で進撃考察にハマリました。毎回皆様の素晴らしい切り口からの考察を楽しく拝見しております。さて、断罪というタイトルは意味深ではありますが、この世のすべてを断罪したいと思っているのは,アニではないでしょうか?「エルディアもマーレも全部クソッたれだ」と思っていたアニが「この世のすべてを敵に回したっていい」と覚悟を決めたアニが水晶体から自ら出ることはないでしょうか?水晶体の中で道を通して流れてくる様々な記憶や感情などを元に情報を分析し,ひたすらチャンスを待っているのではないでしょうか?知性巨人同士が潰しあい,リヴァイ兵長が重症で調査兵団が弱体化している今がチャンスでは?断罪の光景をアニもあの状態のまま見ていると思うのですが…。第3勢力の所までにげて父とともに暮らすのでは…。すみません、タイトルの考察からはズレてしまいましたが、初めて投稿ということでご容赦下さい。これからも更新楽しみにしております。

    • 管理人アース より:

      >40代で進撃考察にハマリました
      管理人アースもアラフォーで進撃にハマっているので、それほど変わらないと思いますよ(*^^*)
      もしかしたら同じくらいの年齢かもしれないですね。
      で、同世代から言わせてもらうと「老兵」はダメですよ!
      決して若くはないですが、「熟練兵」というイメージで行きましょう!

      「断罪」からのアニ再登場予想は面白いですね!
      次回アニが登場して「あんたら…いい加減にしな」と言いながら断罪する展開が来たらと思うとゾクゾクしますよ!\(^o^)/
      次回118話が楽しみですね!

      管理人アース

  2. ハリーケイン より:

    ポルコの「償わせてやる。俺の街を蹂躙したこと。俺をくるみ割り人形にして戦鎚を殺させたこと。」というセリフのことでは?

    • 管理人アース より:

      なるほどですね!
      やはりマーレ側から見た「エレンを断罪する」という意味なのかもですね。
      ただタイトルですしWミーニングも仕掛けられているかなとも感じますよ!

      管理人アース

  3. 高飛び込み より:

    「エルディア人から巨人化能力を無くす」という予想をいろんな人が言ってて思ったんですが、現在の非エルディア人って、昔ある時点で始祖がその操作を実行して出来た、元エルディア人じゃないかという可能性ある気がする。。

    エルディア人がマーレ人や東洋人との間で子供を作れることから、種としてはこれらは同じだと思うが、そうすると、すべてが人間というパターンと、すべてが巨人というパターンと、論理的には2つの考えられる。
    マーレの伝承では、大地の悪魔なるものがいて、それと人間たるユミルが契約した、となってるけど、これは巨人化能力を奪われたことに対する怒りから生まれた物語かも知れないと思った。

    そうだとすれば、パラディ島の人達が巨人を同胞だと認識して憎悪の気持ちがなくなったように、世界の人達も、自分と同じだと認めて赦してくれるかもしれない。
    現実世界でもそうだと思うけど、憎み合う人達が和解するには、相手も自分と同じだと共感することだと思うので、巨人化能力が残る残らないは別としても、そういう和解のエンドになりそうな気がする。。

    • 管理人アース より:

      >パラディ島の人達が巨人を同胞だと認識して憎悪の気持ちがなくなったように、世界の人達も、自分と同じだと認めて赦してくれるかもしれない。
      「許す」という流れになると救いがあるエンドになりそうで嬉しいですが、最後のひとコマの「お前が自由だ」が許しを経たエンドなのか…
      そうであれば嬉しいですが、何となく「痛みと悲しみ」が伴って得た自由な気がするので、ちょっと気になっていますよ!(・_・;)

      管理人アース

  4. 高飛び込み より:

    私は、イエスキリストの石を投げる投げないの話を思い出しましたね。
    罪を犯した女を皆で囲んでいるときに、イエスが「今までに罪を犯したことのない人が石を投げなさい」と言ったら、イエス以外誰も居なくなってしまった、という話。

    エレンは確かに罪を犯した。人をたくさん殺した。
    では今シガンシナ区でエレンを倒そうとしている人達の中で、人を殺したことのないのは?
    分からないけど、たぶん居ないでしょう。逆に居るなら、その人はこれからキーパーソンになると思う。

    ジークは石を投げてるけど、思いっきり罪を犯している。それとも、罪を犯したのは、これから退場する未来を暗示している?
    「俺に石を投げる資格は無かった」的な。

    • 管理人アース より:

      >罪を犯したのは、これから退場する未来を暗示している?「俺に石を投げる資格は無かった」的な。
      獣の石つぶてからイエスの石を連想するのは、素晴らしいですね!
      隠喩としてありそうな気がしますよ!
      118話の獣が大活躍するのか、気になりますよ!(*^^*)

      管理人アース

  5. ひたち。 より:

    アースさん、ここに集まるみなさんの、深く、そして何よりも諌山先生、進撃のストーリー、キャラクターに対するリスペクトをひしひしと感じる文章を読むのが本当に楽しみです。
    進撃の巨人で検索すると、どの検索エンジンでもヒットするのがアースさんのこのサイトなので、諌山先生は連載中は考察サイトなどは見ないようにしているかもしれませんが、連載終了後に見にいらっしゃるかもしれませんね。
    私が原作者だったとして、自分の生み出した作品・キャラクター・世界観への熱い考察のやりとりが盛んに交わされているサイトを見たら、きっと感動すると思います。
    この時点でここまで読み取ってくれてたんだ!すごい!とか、あの伏線、ちゃんと気付いてくれた、良かった!などなど…
    今回の記事で改めてそう思ったので、投稿してみました。
    アースさん、みなさん、いつもありがとうございます。

    • 管理人アース より:

      ありがとうございます!
      当サイトの記事よりも、皆さんのコメントが諫山先生の目に止まってもらえたら嬉しいなと感じますよ!
      どれだけの読者が先生の掌で転がされているのかが、確認できるかなと!(笑)
      冗談はさておいて、皆がどれだけ先生の作品に夢中なのかを感じていただけたら励みになるかなとも思うので、コメントを見ていただけたら嬉しいですね(*^^*)
      いつの日か、そんな奇跡が訪れたら感激です\(^o^)/

      管理人アース

  6. 巴里の恋人 より:

    団長殿、いつも更新お疲れ様です。

    いやはや、もうなんと言うか団長殿のタイトルに関する考察にはいつも脱帽です。
    これじゃ、異論と言うか他の考察要素が入る余地がありませんよ。

    sukekiyoさんのもそうですが、あしゅけさんの考察も素晴らしい。
    断罪と言う言葉に不退転と言う意味があったのは知りませんでした。

    今回の断罪は斬首(ライナー側)と不退転(エレン側)のWネーミングで良いと思います。
    今回はタダの感想文になってしまいましたが、エレンの気持ちが天に届く事を願いたいですね。

    • 管理人アース より:

      普通の東洋人。さんの「エレンが抗っている、マーレや世界からの『断罪』などはね除けんとばかりに。」という考察が今は頭を占めています。
      皆さん本当に素晴らしい考察ばかりで、管理人アースも脱帽しまくりで髪がかなり薄くなっているような(;´Д`)

      >斬首(ライナー側)
      エレンを裁こうとするライナー側の見方、という意味が強いかもですね!

      管理人アース

  7. 普通の東洋人。 より:

    ポルコ「償わせてやる。」
    ライナー「終わらせてやる。」
    単純にこのふたりがエレンに「オトシマエをつけさせたるわゴラアアァァ!」という意味だとしか…全く深く考えてなかったです💧
    交戦中、ライナーは度々エレンに語りかけてます。
    「もう苦しまなくていい」「俺が…終わらせてやる」「もう…眠れ」
    『断罪』という硬く強い響きの題名によって、エレンを死なせる事で救いたい、死なせる事でしか救えないという、ライナーの割りきれない哀しみや友情みたいなものが却って強く感じられました。(諫山先生は、それも狙った?)
    でもエレンは抗おうとする、エレンやパラディを悪とみなす、マーレや世界からの『断罪』などはね除けんとばかりに。
    同じ地獄を知ってしまった者同士ながら、見ている先は明らかに違っている。 そういう意味でも確かにエレンは「他の人とは違う、あなたは特別」なのだと思います。

    • 管理人アース より:

      >エレンやパラディを悪とみなす、マーレや世界からの『断罪』などはね除けんとばかりに。
      同じ地獄を知ってしまった者同士ながら、見ている先は明らかに違っている。 そういう意味でも確かにエレンは「他の人とは違う、あなたは特別」なのだと思います。

      この二文は驚きました!
      「断罪」はマーレの見方を表している意味なのかもですね!
      エレンが跳ね除けようとしているものを「断罪」とタイトルにしたのかも!
      エレンの「あなたは特別」についてまた考察したいなと思っていたので、これも「おお!」と驚きました。
      また別記事でこのコメント使わせてもらうかもです!m(_ _)m

      管理人アース

  8. ちえこ・キルシュタイン より:

    団長、こんばんは。考察お疲れ様です。Twitterで団長がつぶやかれた時は、難しすぎて何もコメントできず…(T_T)
    私の持っている新明解国語辞典には、①裁判で有罪にすること ②打ち首 とありました。単なる裁きではないのでしょうか。有罪か無罪かを決める裁判ではなく、すでに有罪が決まっている状態のようです。今のエレンは、裁き主によって有罪が確定しているのか? 確かにマーレでエレンがした事、ヒストリアを犠牲にしてしまうこと、ジークを裏切らないといけないこと、またミカサとアルミンに嘘をつき(全部じゃなくても)傷つけたこと、それらは「有罪」ということになるのでしょうか。
    では一体誰が裁いているのか? ライナー? マーレ? 違う気がするんですね。始祖ユミルがエレンを断罪しているのか?
    私にはエレン自身が自分を断罪しているように見えます。そしてユミルの民であるエルディア人が犯してきた数々の残虐な行為、過去の民族紛争から現在のマーレ大陸での虐殺行為にいたるまでのすべての罪を自分にかぶせて、自分を断罪させて、エルディア人を、また世界を救おうとしているのでしょうか?
    長々コメント、いや、妄想ばかり書き連ねてすみません。エレンが世界を救おうという覚悟なら、あの叫びになるのかなあ、と。
    この意味が読者に解るのは、たぶん物語のほんとに終盤でしょうね(*^^*)。

    • 管理人アース より:

      >私にはエレン自身が自分を断罪しているように見えます。
      ああ、これ良いですね!
      このように見ると現在描かれている表面的なエレン以外に、エレンが真の目的を持っている事が察せられますよね。

      >この意味が読者に解るのは、たぶん物語のほんとに終盤でしょうね(*^^*)。
      その時にまたこの117話を読み返さなきゃですね!

      管理人アース

  9. 恥垢種 より:

    アース団長、いつも考察ありがとうございます。
    進撃のタイトルは、いつも意味深で、一話目のように、未だに回収できてないケースも多々ありますよね。
    さて、断罪、単純にいくと、罪を裁くこと、ですから、主語は?誰が?となると、今回は、エレン?というより、ライナーらのマーレ側が、ということでしょうか?
    となると、先のレベリオの襲撃に対してでしょうか?それなら、報復でもいい気がしますね。となると、これまで(何千年の)のエルディア、に対し、罪を裁くという意味でしょうかね。つまり、この戦いは、エルディアに対する最終戦争であるということでしょうか。二転三転した国是も、明確に、始祖を奪うと、言い切ってるので、奪い切るまで、戦う覚悟だということでしょう。
    断罪の裁きは、マーレが始祖を取り上げてしまう、ことではないでしょうか?

    • 管理人アース より:

      >断罪の裁きは、マーレが始祖を取り上げてしまう、ことでは
      なるほどですね!
      英語の意味からの「罪を自覚し決意のもと邁進する」というエレンを表しているのかなと考察した管理人アースですが、マーレが始祖を取り上げるという展開もありそうですね!
      本日Tweetからいただいたドイツ語の考察も侮れない、と感じています。

      ちなみにVerurteiltには「宣告」という意味があるようです。
      意味深ですよね!

      管理人アース

管理人アース へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です