進撃の巨人が2016年でも人気の理由を検証!

先日、ダイヤモンド・オンラインにて、「月刊少年マガジン」編集長林田慎一郎氏と「増補版 なぜ今、私たちは未来をこれほど不安に感じるのか?」の著者である松村嘉浩氏による対談内容の後編が公開されました。

【『進撃の巨人』は才能が生み、『別冊少年マガジン』は時代の必然が生んだ】と銘打たれた記事に目が奪われ読んだのですが、非常に興味深い内容となっていました!

我々が魅了されて止まない「進撃の巨人」は、なぜ面白いのか?

プロである編集者でも分からないとカミングアウトされている、この記事内容を踏まえ、検証してみましょう!

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◆林田慎一郎氏と松村嘉浩氏の対談内容とは?

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マンガ好きなら誰もが知っているであろう、現在話題沸騰中の「四月は君の嘘」、「鉄拳チンミ」など連載中の「月刊少年マガジン」編集長林田慎一郎氏と松村嘉浩氏の対談は、前篇・後篇と2回に踏まえ、公開されています。

前篇「月刊少年マガジン」編集長の心をつかんだ異色の経済書は、どのように生まれたか?と後篇『進撃の巨人』は才能が生み、「別冊少年マガジン」は時代の必然が生んだにて対談内容が見られますので、興味のある方は見てみてください!

前編@対談の内容!


前篇は、個人的に松村嘉浩氏が書かれた「増補版 なぜ今、私たちは未来をこれほど不安に感じるのか?」を読んだ林田慎一郎氏の著書への絶賛と、松村氏がこの本を書かれたキッカケについて書かれています。

本を書くキッカケとなったのは「現在の金融政策にキレたから」であり、「みんなが感じている漠然とした不安の本質は何なのかを論理的に解説して、若者にメッセージを送ってみようと思ったこと」であると松村氏は説明しています。

この本のタイトルにもなっている「不安」について語る上で「進撃の巨人」は欠かせないファクターとなっていると松村氏は語っており、後篇にて解説がされます。

後篇@対談の内容!


後篇では本の重要なモチーフとなった「進撃の巨人」について、林田編集長が語ります。

林田編集長は「当初、作者の才能は大いに評価しつつも、『進撃の巨人』が売れるかどうかには、懐疑的な人間も多くいた」と語り「なぜ売れているのかわからない作品」と話します。

その中でも「担当編集者川窪慎太郎氏は、諫山さんがただものではないと見抜いており、初手から『初版100万部売ろう』と話していた」と語ります。

その上で、林田編集長は、「進撃の巨人」が売れた要素として、「アンチ・マガジン」としての「別冊少年マガジン」が創刊されるタイミングだったことと、時代を反映している作品であったことを挙げています。

ただ、現在でも「進撃の巨人」が売れた理由は業界として研究の対象になっており、編集者側としては、なんとかして読み解いてヒットの理由を見つけたい一心で、研究をしているようです。

その後、経済学の話を踏まえ、終わっています。

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◆対談を読んだ感想と考察!

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経済学の話が多い中にも、「進撃の巨人」という作品が売れた理由の考察が非常に面白く、興味深く読めました!

ぜひ、みなさんにもこの対談を読んでもらいたいです。

前後編とも、それほど量も多くないので、すんなりと読めると思いますよ!

お時間が無い方は、後篇の前半部分だけでも面白く読めると思います。

管理人アースが面白く感じたのは「現代を象徴している『不安』や『閉塞感』が最近の『生き残りゲーム系作品』の流行の理由であり、『進撃の巨人』が売れている理由のひとつでもある」という部分と「アンチ・マガジン」として「別冊少年マガジン」が創刊されるタイミングでは無かったら「進撃の巨人」は世に出ていなかったかもしれない」という部分です。

たしかに現代には「未来に対する不安」や「閉塞感」が蔓延しているように感じられます。

この「不安」や「閉塞感」が、「進撃の巨人」の作品のイメージとして、時代に合っていたという事でしょうね。

ただ、諫山先生はそのような時代に合わせるという理由で、「進撃の巨人」の舞台設定をした訳ではないと林田編集長は語っていますし、諫山先生の自然体で生まれたということのようです。

「進撃の巨人」は、まさに諫山先生の才能が生んだ作品であり、受け皿となった「別冊少年マガジン」は時代が生んだということでしょう!

しかし、別冊少年マガジンが創刊されていなく、「進撃の巨人」は世に出なかった可能性があったと思うとゾッとしますよね…(・_・;)

最もゾッとするのは、講談社でしょうが…(笑)

そして、プロの編集者でも「進撃の巨人」がヒットした理由が分からないというのは驚きでした。

それくらい不思議な作品なのでしょうね!

諫山先生の才能と感性が、特別なのだろうなと察せられるエピソードでした!

バック氏の慧眼も感じられますよね!

この辺りも面白く書かれていますので、ぜひ後篇だけでも読んでみてください!

作品内容とは違った「進撃の巨人」の凄さが分かる対談内容となっていました!


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この考察記事を読まれた方には、こちらの記事にも進撃して頂いてます。

8 Responses to “進撃の巨人が2016年でも人気の理由を検証!”

  1. お陰さまで、コメント投稿一周年。
    当サイトへのコメントを始めて、一年が経ちました。
    実は 「進撃の巨人」を読み始めて、まだ一年なのです。
    毎度、偉そうなことを書いていますが、まだまだ一年坊主
    の 「ハナ垂れ小僧」なのであります。
    読者の方々には、この道十数年?の大ベテランのお歴々、
    アース団長に順ずる、兵長、分隊長クラスの方々が大勢
    おられ、鋭い考察を述べておられます。
    それに比べても、自分は未だ つくづく 口ばしの黄色い
    “ヒヨっ子”だと思います。
    いろいろと拙いコメントもありますが、今後とも宜しくです。

    さて、「進撃の巨人」で 私が最も惹かれるのが、歴史の
    改竄、隠蔽です。
    これは現実世界でも、時の為政者たちが都合よくやって
    きた事であり、歴史の解釈をめぐる問題は 枚挙に暇が
    ありません。
    特に、話が古代、超古代となっていくと、従来の歴史を
    根本から覆すような真実が隠されているのではないか?
    そんな観点からも、「進撃の巨人」の秘された人類の
    歴史を 興味深く思っております。

    • 管理人アース より:

      おおぞらバードさん!

      コメントありがとうございます!

      >当サイトへのコメントを始めて、一年が経ちました。
      そうなのですね!
      ありがとうございます!
      というか、まだコメント開始から一年なんですね。
      もっと以前からコメントを頂いているような気がしますよ(笑)

      >「進撃の巨人」の秘された人類の歴史を 興味深く思っております。
      ですね~。
      それと何故に記憶を改ざんしなければならなかったのか?
      これも気になります!

      またコメントください!
      よろしくです!


      管理人アース

  2. 覆面戦士 より:

    私なんぞは話や内容より画が受け付けるかどうかで切り捨ててしまいますw

    ジョジョや北斗は昔は画が苦手で読む気が起きなかったw(今となっては勿体無いことをw)

    まあ、それはさておき、、今は良い時代とは言えませんよね。かなり嫌な時代だと思います。(これはやはり教育が一番悪かったと思います。)

    いわゆるジャンプ黄金期のような時代を投影したような似たようなといえば失礼ですが、活力と陽気と荒唐無稽な作品が栄えた明るい時代がありましたよね。

    それはcmでさえもどこかそれと似ていて皆それを楽しんで許せていた。


    今は何かと規制や配慮なんかが多過ぎて息苦しく皆ビクビクしながら生きている面があると思います。
    どこもかしこも監視の目があり、落ち度があれば一斉に叩かれる。とても嫌な世界と空間で皆暮らしています。

    諫山さんは意図されていないと言われているようですが、やはり今の時代にマッチングしているからこそヒットしている面もあると思うのです。

    この息苦しさを破ってまた自由に伸び伸びと誰もがやりたい という切り開く期待や光明を読者は深層心理に期待しているのではないでしょうか。

    あとは 熱さ が感じられるところ。(台詞にも熱さがある)
    困難にぶち当たっても主人公が苦しむ様や努力をちゃんと描いているところ。

    それでいて伏線と練りのレベルが高いからじゃないでしょうか。

    私はやはり 熱さ に弱いようで、しかも暑苦しいくらいがいいw

    やはりヒット要因は時代背景があると思います。他のメディアでもそうですしね。80年代なら進撃は産まれなかったでしょうし、あっても異端でコアなものだった可能性が高いように思います。

    • 管理人アース より:

      覆面戦士さん!

      コメントありがとうございます!

      >どこもかしこも監視の目があり、落ち度があれば一斉に叩かれる
      まさに今の「不安」の要因のひとつですよね!
      「いつ蹴落とされるか、叩かれるか、隙を見せたら終わり」という不安感が、世の中には常にあるように感じます。

      >やはり今の時代にマッチングしているからこそヒットしている面もあると
      これは間違いないでしょう。
      このような世の中だからこそ、その「時代の人」である諫山先生は意図せずに「進撃の巨人」の設定の中に「不安感」を埋め込まれたのではないかと。
      そしてそれを打ち破ろうとするエレンは、本当に熱く感じられ、読者を惹きつけるのではないかなと。
      まさに「一時代を築いた作品」ですよね!

      またコメントください!
      よろしくです!


      管理人アース

  3. 覆面戦士 より:

    何かこう皆切り口を求めてこの作品を読んでいる気がしてならない。
    それは劇中のどうしようもない絶望感=今の時代の閉塞感や将来の不安 の突破口を見出そうと期待させる何かがあるから皆魅了されているのでは??
    その答えが劇中の世界の真相にあると思わされるから夢中になってしまうのでは。

    • 管理人アース より:

      覆面戦士さん!

      コメントありがとうございます!

      >その答えが劇中の世界の真相にあると思わされるから夢中になってしまうのでは。
      良いですね!
      「絶望感」や「不安感」を打破する切り口が見つけられる気がして、魅了されるということですね。
      そのような気もしますよね。
      管理人アースは、エレンたちに自分を投影しているようにも感じます。
      彼らが圧倒的不利な状態からも諦めず敵に向かっていく…そのような自分でありたいという願望を叶えてくれているように感じるのもひとつの魅力なのかなと。
      それは、今の時代にある絶望感、不安感に決して屈しないという自分をエレン達に求めているのかなと。
      しかし、これはあくまで管理人アースの見方であり、おそらくは読者ひとりひとりが違う魅力を「進撃の巨人」に感じているのではとも思います。
      もしかしたら、それが「進撃の巨人」の最も素晴らしい魅力なのかもしれません。
      読む人により、様々な形の魅力を感じさせる作品なのかも…

      またコメントください!
      よろしくです!


      管理人アース

  4. 普通の東洋人。 より:

     「漠然とした不安を抱える」若者たちの共感と支持。 …だがしかし。
     自身の老後、子供の将来、親の介護に住宅ローン、改悪続きの年金制度など、「リアルな不安を抱える」中高年の読者も多いという事実もあるんですよねー。
     本当に不思議な作品ですね、ファン層が異様に厚い。 国も年代も性別も無く、普段マンガ・アニメを観ない層をも取り込んでいる。
     プロの編集者でもなぜ売れたのかわからないと首を傾げておられたようですが、それほど、『語り尽くせぬ面白さ』があるという事でしょうか。

    • 管理人アース より:

      普通の東洋人。さん!

      コメントありがとうございます!

      >『語り尽くせぬ面白さ』があるという事でしょうか。
      そうなのだと思いますよ。
      実際、「どこが面白い?」と尋ねられても、語り尽くせないのではないでしょうか?
      具体的な説明難しい部分もありますし…
      本当に、不思議な作品ですよね!

      またコメントください!
      よろしくです!


      管理人アース

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